妊活には牛乳はダメ? 不妊治療と牛乳の関係とは? 乳製品で排卵障害、不妊症になる。


妊活中は妊娠しやすい身体づくりが大切ですよね。

そのために、もっとも重要なのは食生活です。

タンパク質をはじめ、ミネラル、ビタミン、アミノ酸など、食事から必要な栄養を摂取することはもちろん、アンチエイジング効果が期待できる食事をすることで卵子の老化を防いだり、卵子の質を高めたりできます。

逆に、酸化作用の高い食べ物では老化を早めたり、冷え症の原因になったり、妊娠しづらい身体になることも。

そんな、妊活夫婦が気を付けている食生活ですが、最近、乳製品で不妊になるという話を聞きました。日々の生活で摂取する機会の多い乳製品ですが、どうなのでしょうか。

 

乳製品で不妊になるのか

乳製品で不妊になるのか?

この問いに対する答えはYESです。

なんとなく身体に良さそうな乳製品ですが、妊活においては実は要注意なのです。

不妊治療中のカップルは乳製品の摂取に注意する必要があります。

 

妊活への乳製品の影響① ホルモンバランスの乱れ

現在の牛乳は50年前に比べてホルモンの含有量が増えているそうです。

そのため、乳製品を大量に摂取することで、体内のホルモンバランスが乱れてしまいます。
ホルモンの乱れは生理周期の乱れや卵子の質の低下につながることもあります。

不妊治療中の女性はホルモンバランスを整えることが重要で、不足しているホルモンを薬で補ったりするので、ホルモンバランスが乱れることは妊娠しにくくなることが容易に想像できると思います。

また、ホルモンバランスの乱れで肌荒れや情緒不安定になることもあります。

 

妊活への乳製品の影響② 乳製品で排卵障害になる

「看護師健康調査」では、乳製品の総摂取量と排卵障害の不妊量リスクの関連を調べ、摂取量に不妊症のリスクの違いは発見されませんでした。
しかし、乳製品の種類別に見ると、低脂肪の乳製品を多くとる女性ほど排卵障害の不妊症リスクが高かったそうです。

これは、牛乳を低脂肪に加工する過程で、牛乳内に大量に含まれているエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンが除去され、低脂肪の牛乳内に男性ホルモンが多く残るためです。女性が男性ホルモンを多量に摂取しすぎることで、卵胞の成熟や排卵に障害がでる可能性が高まっていると予想されます。

 

妊活への乳製品の影響② 精子の質の低下

Human Reproduction誌に以前掲載された記事によれば、全脂肪乳製品を多くとる男性は、精子の形態異常が増えるほか、精子の運動能力が落ちる傾向にあることが分かったそうです。
これはアメリカの研究グループによる発表で、2009年から2010年の間に189人の男性を対象に調査したそうです。

全脂肪乳製品の摂取量が多いグループは、摂取量の少ないグループよりも正常な精子の割合が3.2%少なかったそうです。
低脂肪乳でも同様な傾向が見られたそうですが、正常な精子の低下率は1.3%と、全脂肪乳製品ほど影響は見られなかったとか。また、正常な精子の数だけでなく、精子の運動能力も乳製品の摂取が多いグループの方が低く見られたそうです。

 

妊活中の乳製品の摂取で注意すること

妊活中は乳製品に注意しなくてはいけないことはわかりました。

ですが、乳製品は私たちの生活から排除することは難しいくらい食生活に欠かせません。

それに、乳製品の摂取によるメリットもあることから完全に排除することもないと思います。

妊活中の場合は無理に乳製品を排除するのではなく、摂取にちょっとした注意を払うことが必要です。

 

なるべく牛乳を選ぶ

牛乳自体にホルモンが多く含まれていることから、乳製品を大量に摂取するのは控えた方が良いと思いますが、牛乳よりも注意が必要なのは、低脂肪乳などの加工乳や乳飲料です。

加工によって男性ホルモンだけが残されていたり、様々な添加物が加えられていたりする可能性もあります。

それぞれの違いは・・・

  • 牛乳  生乳のみで造られているもの
  • 加工乳 牛乳に乳製品を加えたもの
  • 乳飲料 牛乳に乳製品ではないものを加えたもの

牛乳以外は様々な添加物が配合されており、人工甘味料トランス脂肪酸など、妊活中に摂取すべきではないものも多く含まれています。加工乳や乳飲料には注意しましょう。

ただし、男性の場合は全脂肪のものでも精子の質の低下が見られた実験もあることから、乳製品事態の多量の摂取は要注意です。

 

妊活と糖質 甘い乳製品に注意

乳製品の中でも生クリームなどのスイーツは糖質が高いため注意が必要です。

糖質を摂取しすぎると血液中の糖質がタンパク質と結びつき、AGEs(エイジス=終末糖化産物)という物質が生成され、老化が進み、卵子の老化につながります。

ケーキやプリンなど甘いもの好きの女性は多いですが、辛い不妊治療中でもスイーツはたまのご褒美程度にしておいたほうがいいかもしれません。

 

妊活とマーガリン トランス脂肪酸に注意

マーガリンはトランス脂肪酸が含まれており、これは卵子の質を低下させます。できれば、食物由来の油に変えるなどして、マーガリンの摂取を極力減らしましょう。

 

そもそも乳製品とは?

乳製品とは、動物の乳、特に牛乳を加工して作られる製品の総称です。

代表的なものは、牛乳、クリーム。ヨーグルトなどですが、ヤギの乳である山羊乳やヤクルトなどの乳酸菌飲料、コーヒー牛乳などの入院料も乳製品に該当します。また、乳製品のお酒などもあり、私たちの身近な食品にたくさんあります。

 

乳製品と妊活以外の健康について

学校の給食で牛乳が出るように、乳製品は私たちの成長に欠かせないものです。しかし、最近の研究では様々なリスクがあることもわかってきました。
妊活への影響以外の健康との関連性について、まとめます。

 

乳製品でホルモンバランスの乱れ

前述したとおり、現在の牛乳は昔にくらべホルモン含有量が多くなっており、多量の乳製品の摂取により、ホルモンバランスが崩れる可能性があります。

例えば、牛乳に含まれるホルモンが人間の体内にあるホルモンに反応し、皮脂を増加させ、ニキビや肌荒れの原因となる場合があります。

他にも、乳製品に含まれるエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンにより急激な気分の変化が生じ、感情が不安定になることもあります。

 

前立腺がんのリスク増加

国立がん研究センターによる大規模調査では乳製品の摂取が前立腺がんのリスクを上げることがわかりました。乳製品を頻繁に摂取する人は、最も摂取しない人より1.51.6倍の前立腺がんのリスクが高まるそうです。

前立腺がんは男性なりやすい癌でもあり、不妊治療中に夫が前立腺がんになってしまうと、妊活どころではなくなってしまいます。男性も乳製品の大量な摂取は控えた方がよいでしょう。

 

乳製品の摂取によるメリット

リスクがある反面、昔から給食で出るくらい乳製品にはすばらしいメリットもあります。

タンパク質は筋肉を作り内臓や骨の正常な機能を維持します。
また、ビタミンB12が多く含まれているため、免疫が強くなり病気になりにくくなります。

このほか、善玉菌などの良い菌を摂取することによる消化器官の機能改善やカルシウム、ビタミンDなどを容易に摂取できるといったメリットがあります。

 

まとめ

過度の飲酒や禁煙、カフェインの大量摂取などが妊娠にはよくないこと。

抗酸化作用の高い栄養や鉄分、亜鉛などが妊娠にはよいこと。

こういったことは有名ですが、乳製品はなんとなく体に良さそうで、あまり意識していない人も多いんではないでしょうか。

ですが、日本人はそもそも牛乳のタンパク質を分解する酵素を持っている人が半数以上いると言われていて、人によっては乳製品が体質に合わない場合も多いです。

不妊治療中は乳製品の摂取には注意を払い、大量に摂取することは控えるようにした方がいいかもしれません。

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