子供ができるその前に
妊活中にいまからやるべきこと
妊活や不妊治療中は子どもを作ることで頭がいっぱい
私たちも、不妊治療中はそれに専念していて、それ以外のことはあまり考えていません。
ですが、不妊治療の成果が出て妊娠した時、または不妊治療の成果がいつまでも出ないとき、未来を想定して、妊活のその後のことを考えておくことは重要です。
妊活中にやっておきたい将来の準備についてまとめます。
不妊治療中にやっておくべき妊娠後の準備
不妊治療中は治療のことで頭がいっぱいだと思いますが、妊娠した時に慌てて準備しては大変
妊娠後のことも頭の隅にいれつつ不妊治療をすることで、妊活中の生活がスムーズにいきます。
妊婦健診はどこでやるのか
不妊治療を受けているクリニックで妊婦健診までしてくれる病院もありますが、必ずしもやっているとは限らないですし、不妊治療のために遠くの病院に通院している人もいると思います。
妊娠したら、通うのは家の近くの病院の方がいいですよね。
出産前には実家に帰る(里帰り出産)かなど、どこで出産を迎えるかも含め、妊婦健診を受ける病院を決めておくといいでしょう。
妊娠中の仕事をどうするか 退職・産休・育休 それぞれの手続きは?
妊娠初期であれば仕事は問題なく続けられますが、出産前は休む必要があります。
産休を取得するのが一般的ですが、その後のライフプランによっては退職などもあるかもしれません。
日本産婦人科学会によれば、体外受精によって妊娠した場合の流産の可能性は、自然妊娠の2倍以上というデータがあります。
あまり無理をせずに、しっかりと休養して出産にそなえるべきでしょう。
体外受精のリスクについて
職場での手続きや休みの期間の対応など、調べておくとスムーズに産休へ移行できると思います。
出産の準備をする
前述の項目とかぶりますが、出産をどこで行うのか、連絡は誰にするのか、だいたいでも決めておくと慌てずにすみます。
万が一、夜間に産気づいた時など、どこの病院に行くか、どうやって行くのか決めておくといいですが、あまり細かいことは不妊治療中に決めておくほどではないでしょう。
各種補助金や出産祝い金については、しっかりと把握しておいた方がいいです。
もらい忘れがないように注意しときましょう。
出産後の手続き、住まいのこと、二人目のこと
出産のさらに先のこと、これは、出産の準備よりも考えておいた方がいいかもしれません。
出産前後はとっても忙しくなるため、不妊治療中からしっかりと夫婦で話し合い、その後をどうするか決めておかないと、思わぬところで夫婦の意見が食い違っているかもしれません。
子供ができてから、家はどうするのか、2人目はどうするのか、お互いの実家とはどうやって付き合っていくのか、子育てはどうやって進めていくか、幼稚園・保育園どちらに預けるかなど、決めなくてはいけないことが多いですし、これらをある程度きめてから不妊治療をするのと、まったく決めずに不妊治療をするのでは、不妊治療に対する向き合い方も違ってきます。
辛い不妊治療の合間に、子供の名前や習い事、子供と一緒にしたいことなど一緒に夫婦で話し合って、治療のモチベーションアップも同時にやっちゃいましょう。
不妊治療中にやっておくべき妊娠しなかったときの準備
不妊治療中に妊娠した時のことは考えるかもしれませんが、治療の効果もなく妊娠しなかったら、なんて考えたくはないですよね。
ですが、現実として不妊治療をしても子供を授からない人は一定数います。
そうなったとしても大丈夫なように、夫婦でそういった事態も想定しておくことが必要です。
いつまで不妊治療をつづけるか
不妊治療をしていて、一番悩むのがいつまで不妊治療を続けるか
治療を始めて1、2年であればいいですが、これが5年になったら。7年目になったら。10年目になったら。いつまで続けますか?
治療を続ければ妊娠する可能性もあります。
しかし、お金もかかりますし、時間もかかります。
見切りをつけて、治療や子育てに使うはずだったお金で旅行に行ったり、都心の利便性の高い場所に家を買うのもいいかもしれません。
いつまで続けるか?、という問いに正解なんてありません。
夫婦で後悔しないように、話しておくことが大切です。
どこまで不妊治療をつづけるか
いつまで続けるか、に似ていますが、どこまで治療をするかも合わせて考える必要があります。
最初のタイミング法から始まり、体外受精までは一般的に進むでしょう。
不妊症の原因にもよりますが、海外の病院で代理出産なんていう方法もあります。
お金も時間も限りがあるなかで、どこまで治療をするのか、なんとなく考えておくといいかもしれません。
里親制度や養子縁組など、子供を迎え入れる制度を使うのか
治療の効果がなく、それでも子供が欲しい場合は養子縁組などの制度もあります。
日本ではまだまだ一般的ではありませんが、徐々に制度を利用する人も増えてきています。
制度を活用する場合は費用が必要だったり、条件があったりするので調べておくといいかもしれません。
家族のこと、住まいのこと、将来のこと
不妊治療をしても子供に恵まれなかったとき、夫婦二人で生きていくのか、養子縁組などを迎え入れるのか、選択することになります。
残念ながら、子供ができずに離婚してしまった夫婦もいますが、そういった選択になる可能性だってあるかもしれません。
あまり想像したくない、もしもの話ですが、しっかりと夫婦で確認しておくことでお互いにとって良いライフプランを描けると思います。
まとめ
不妊治療を続けていると、いつかは子どもができると考える人が多いです。ですが、いつになるのか、それともできないのか、だれにもわかりません。
いつ、なにがあってもいいように夫婦でしっかりと話し合いをしておくことが重要です。
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