不妊治療が長く続くと、「動物でも飼おうかな」なんて話が出てきますよね。
実際に、ペットを飼うのは大変なので、どうするかは夫婦でよく話し合ってもらいたいですが、動物には妊娠や出産と縁の深いものが多いんです。
ここでは、そんな妊娠運気が向上しそうな、子宝に縁が深い動物をご紹介
動物は子宝祈願、子孫反映の象徴
基本的に、動物は人間よりも多産
そのため、子供をたくさん産む動物や繁殖力の強い動物は子孫繁栄や子宝祈願の象徴として、古くから風水や占いで扱われることが多いです。
子供を運ぶ幸運の鳥「コウノトリ」
コウノトリはヨーロッパでは赤ちゃんを運んでくる鳥として古くから子宝の象徴でした。
日本でも有名ですよね。
そんなコウノトリですが、日本にもいるのをご存知ですか?
兵庫県豊岡市はコウノトリで有名な市で数十羽のコウノトリを自然放鳥しており、優雅に大空を舞うコウノトリや田んぼで餌を取るコウノトリを見られる日本でも珍しい市です。
兵庫県豊岡市とコウノトリと秋篠宮夫妻の妊娠の関係
豊岡市では国の特別天然記念物である人工飼育したコウノトリを自然に返す取り組みを2005年から始めており、その取り組みの最初として、秋篠宮夫妻がコウノトリを自然に離しました。
その放鳥式典の翌年に、歌会式の儀で放鳥の様子を秋篠宮ご夫妻が詠まれたところ、なんとその直後に紀子さまの妊娠が発覚
子宝神社「コウノトリ神社」と子宝スポット「コウノトリの郷」
そんな、豊岡市には久々比(くくひ)神社という小さな神社があります。
「くくひ」とはコウノトリの古称ですので、コウノトリ神社ということになります。
神社には日本書紀に記されるコウノトリ伝説があり、子宝スポットとして有名な神社です。子宝祈願や安産祈願のお守りを売っている他、コウノトリの待受画像のダウンロードなどを行っているので、妊活夫婦にはおすすめの子宝スポット
また、神社の近くには「コウノトリの郷」という紀子さまが妊娠直前に訪問したという、子宝スポットもあります。
コウノトリの郷では100羽以上のコウノトリを飼育しており、コウノトリについての無料展示を見ることもできます。
コウノトリに縁のあるスポットを巡ると、コウノトリに赤ちゃんを運んでもらえるかもしれません。
中国風水の子宝の象徴「豚」
こちらも海外での子宝祈願ですが、中国や韓国では豚が子宝の象徴
あまり日本では見ないかもしれませんが、中国の風水では妊活夫婦は豚の置物を置くのが当たり前とか。とくにピンク色の豚がいいという話もありますが、流行りもあるようなので、あまり当てにはならないかもしれません。
実際に、中国で豚の置物を買ってきて家に置いたら妊娠したという話もあり、侮れない豚パワーです。
妊活飯としての豚
中国では豚が子宝祈願の象徴となっていますが、置物だけでなく食べることでも効果があると信じられています。
豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれており、疲れているときやスタミナを付けたい時に最適
さらにビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変える力もあり、イライラしたり疲れやすくなったりすることを防いでくれるので、妊活に効果的というのも科学的根拠もありそうです。
日本古来から妊娠と縁が深い「犬」
犬は日本で古くから妊娠と縁のある動物として扱われてきました。
理由は、犬は多産で子供を多く産むことと、お産が軽く安産だからです。
犬は干支にもいるので、犬の置物やアイテムも手に入りやすく、家に置くのも簡単かもしれませんね。子孫繁栄には犬、というのは日本古来からの伝統
犬以外にも猫や狐、ねずみなども多産であることから子宝の縁起物として扱われています。
子宝祈願で有名な水天宮の「子宝犬」
東京都中央区日本橋にある水天宮は子宝祈願の神社として日本でも1、2を争うくらい有名ではないでしょうか。
その水天宮の境内になんと犬がいるんです。
狛犬がいる神社は多いですが、普通の犬は珍しいですよね、さすが安産や子宝祈願で有名な神社です。
水天宮にいる犬は子犬とそれを見守る母犬で、子宝いぬと言われています。
縁起物の定番「たぬき」
犬と同じように多産であることから、たぬきも子宝祈願の縁起物と言われています。
特にたぬきは、他抜きと言われ、他に負けないような商売繁盛の縁起物でもあり、商店にたぬきの置物があることも多いですね。
縁起物として、日本全国で扱われているたぬきは、妊娠にも効果があること間違いなし
浅草の「たぬき商店街」は子宝祈願のパワースポット
東京都台東区の浅草には商店街にたぬきの像が合計11体いる商店街があります。
11体のたぬきはそれぞれにご利益があり、例えば「招福たぬき」には、千両大判を手にした福運たぬきが、ままならぬこの世の流れにあきらめているあなたへ、あなたやご家庭に幸せや福寿の願いを招きます。という効果があるそうです。
この11体の中に、「錫杖をもったお地蔵様に化身した大勢の元気な子供を育てたお母さんたぬきが、子宝や子育てに恵まれないあなたに、ご利益をお分けします。」という子宝に縁のある「地蔵たぬき」という像がいて、子宝スポットになっています。
他にも、夫婦たぬきなど、妊活夫婦にとってとっても良いご利益のあるたぬきがいるので、観光のついでに行ってみるといいでしょう。
子沢山の家族「屋島のたぬき」
源平合戦で有名な四国香川県高松の屋島のたぬきも、子宝にご利益があるたぬき
四国八十八ヶ所・第84番札所である屋島寺の蓑山大明神で祀られているのは狸の総大将です。屋島のたぬきは太三郎狸(たさぶろうたぬき)という名前で、日本三大タヌキの一匹です。
屋島寺にはたくさんのたぬきの置物があり、中には子供をたくさん抱えた家族のたぬきの置物があり、これが子宝祈願に効果があると言われています。
子育て熱心な「猿」
猿はもともと神様と人間のあいだをとりもつ存在として、昔から敬われる存在
また、魔が「去る」、や「勝る」、「えん」という読み方から、「縁」があるという語呂もよいことから、神社などに置かれていることも多いです。
そんな猿ですが、子育てを丁寧にやることから、子宝や子孫繁栄に縁がある動物として挙げられることがあります。
日枝神社の「子宝猿」
東京赤坂の子宝スポットとして有名な日枝神社
東京江戸城の裏鬼門を守る神社として、古くから重要な神社でしたが、この神社の神の使いはお猿となっており、境内には猿の置物が多いです。
境内の本殿に向かって左にいるのがメスの神猿像です。この猿の像が子宝猿といわれています。
子猿を抱いていて、子宝や安産のご利益があり、常に縁結びや子授け、安産を願う女性のお参りが絶えません。
動物とのふれあいは妊娠中は要注意
子宝祈願や子孫繁栄に縁のある動物を紹介しましたが、動物と妊娠、とくに妊婦さんとは注意しなければならない関係があります。
それは寄生虫
トキソプラズマという寄生虫は、胎盤を通じてお母さんから胎内の胎児へ感染してしまうことがあります。
トキソプラズマは哺乳類や鳥類にいる寄生虫で、猫の糞や加熱不十分な生肉から感染することがあります。
猫を飼育している家庭は多いと思うので妊婦さんがいる場合は注意が必要
万が一胎児に感染すると脳や身体に障害がでる恐れがあります。
まとめ
古くから安産や子宝祈願に動物が使われていることがあり、現在でもさまざまな子宝祈願が行われているようですね。
動物好きの夫婦は、子宝動物に縁のある場所をめぐってみるのもいいかもしれません。
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