千葉市は千葉県の中央部に位置する県庁所在地です。
政令指定都市で、6つの区に分かれています。98万人という人口をもつ大都市で、東京都心や成田空港にも近い立地で、千葉駅を中心に、幕張や蘇我など大きな駅も複数あります。
そんな千葉市内のクリニックを徹底比較してみました。
千葉市で特定不妊治療費助成金を受けるには
千葉市内には特定不妊治療費助成金を受けられる病院が全部で5つがあります。
これらについて、立地、診療時間、口コミ、不妊治療費用(初回の体外受精費用)を比較しました。
2022年より不妊治療が保険適用となりました。
不妊治療費用比較の条件
比較するにあたって、条件を統一しました。
- 不妊治療の助成金が受けられる特定不妊治療助成事業指定医療機関であるこ
- 費用については、初診の顕微授精(ICSI)の費用を比較対象とした
- 胚盤胞や凍結胚の移植ではなく、初期胚移植の費用を比較対象とした
- 初回診察、採卵1個の場合で積算した
以上の条件で、金額を算出し、不妊治療の治療費を比較しました。
顕微授精ではない、普通の体外受精(IVF)の場合は5万円くらい安くなると思ってもらえれば問題ないと思います。
※2022年4月から不妊治療の保険適用が始まり特定不妊治療助成事業はなくなりましたが、病院比較の条件として旧助成事業の指定医療機関であったことを条件としています。
千葉市で一番不妊治療が安い病院は?
5つある特定不妊治療費助成事業指定医療機関はすべて体外受精も顕微授精も対応しています。
15,000件の妊娠実績がある病院や妊娠率100%と言う驚きの病院も
それでは早速見て行きましょう。
医療法人社団緑萌会 高橋ウイメンズクリニック
千葉市中央区新町18-14千葉新町ビル6階
043-243-8024
体外受精費用 28万円
高橋ウィメンズクリニックはJR千葉駅徒歩3分、千葉そごうの近くにあり、立地は抜群
診療時間は9時から18時で、土日は土曜日の午前中のみ
現役の千葉大学の教授も診察に当たっており、より専門的な知識を持っていると思います。
また、女医さんがいるのも高評価
治療内容のパンフレットの作成や臨床心理士によるカウンセリング、栄養士による栄養相談も行っており、妊活に取り組む夫婦を応援する体制が整っています。
子どもを一緒に待つことができる、親子待合室などもあり、院内もきれいで清潔です。
千葉県最大級の不妊治療専門クリニックを謳っており、1999年の開院から、15,000例を超える妊娠実績があるそうです。
やはり待ち時間が長いことと、駐車場が無いのが難点でしょうか。
医療法人社団誠馨会 千葉メディカルセンター
千葉市中央区南町1-7-1
043-261-5111
体外受精 23.5万円
内科や脳神経外科など、幅広い診療部門のある総合病院の千葉メディカルセンター
専門部門として5つの診療センターがあり、スポーツ医学センターや心臓血管センターとならんで、不妊治療センターがあります。
蘇我駅から徒歩6分の立地で、有料ですが駐車場もあります。
また、千葉駅からのバスも出ているので、アクセスは良いですね。
精子を専門に扱うエンブリオロジストが6人いるのは珍しいのではないでしょうか。
診療時間は比較的短く8時半~16時、土曜日も11時までしかやっていません。
体外受精での妊娠率を公表しており、なんと24歳以下の妊娠率は100%となっています。(全国平均は43.7%)
30~34歳でも45.5%(全国平均40.9%)と、ほとんどすべての年代で全国平均を上回る実績のようです。
100%は衝撃ですね。
不妊治療の各種検査費用なども細かく公表しており、総じて安い価格だと思います。
医療法人社団ファーティル みやけウィメンズクリニック
千葉市緑区おゆみ野中央1-18-5
043-293-3500
産科、婦人科、検診も取り扱う、みやけウィメンズクリニック
不妊治療から出産まで一貫してできるのはメリットですね。
不妊治療はリプロダクションセンターで取り扱っています。
診療時間が不妊外来は9時から19時(月水金)と遅くまでやっているので、仕事終わりに通いたい人にはぴったり
毎週土曜日に不妊相談もやっていて、看護師と培養士と話すことができます。
女医さんもいて、先生方もみんな優しく、不妊治療クリニックにありがちなせかせかした雰囲気はあまり感じないという意見が多かったです。
千葉大学医学部附属病院
千葉市中央区亥鼻1-8-1
043-222-7171
千葉大学医学部付属病院は大きな総合病院で、駅からは少し離れた立地になります。
その分駐車場は多く、診察や検査では1時間分無料
また、千葉駅、蘇我駅からのバスもあります。
大学医学部の付属病院ということで、千葉大学の教授が診察に当たる場合もあります。
高橋ウイメンズクリニックと同じ先生になることもあるようです。
人工授精、体外受精、顕微授精などをおこなっていますが、それ以外にも子宮筋腫や子宮内膜症の手術、子宮頸がんの治療なども行っており、不妊症との合併症がある患者の治療を行えます。
総合病院ということで、あまり気軽に行きづらいかもしれませんが、合併症などの疑いがある場合は、一度診療してもらうと良いかもしれません。
医療法人鉄蕉会 亀田IVFクリニック幕張
千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンD棟3F
043-296-8141
幕張駅徒歩5分、幕張テクノガーデンにある亀田IVFクリニック
亀田クリニックや亀田総合病院など、鴨川にある病院と同じ亀田グループです。
ちなみに、館山や東京都中央区の京橋、神奈川県の厚木市にも亀田グループの病院があります。
一般不妊治療以外にも、体外受精や胚移植などの高度不妊生殖医療、内視鏡(腹腔鏡・子宮鏡)を用いた手術療法を行っています。
診察時間は9時半から17時半で土曜日は16時半まで
ビルには非常用発電機も整備されており、万が一の停電時でも胚の培養に影響が出ないように対策されています。
設備も新しく、綺麗なクリニックを評価する口コミが多いです。
前橋市で最も不妊治療費用が安いクリニックは 「千葉メディカルセンター」
千葉市で最も不妊治療費が安いのは「千葉メディカルセンター」でした。
しかし、料金を公開していない病院がほとんどで、検討するなら料金以外についてが大きな判断材料になりそうです。
千葉市で一番不妊治療が安い病院を調べてみて
千葉市内は料金を公表していない病院が多かったです。
費用面を別にすると最もおすすめできる不妊治療クリニックは「高橋ウイメンズクリニック」
大学教授による高い技術力の治療はもちろん、患者さんにわかりやすいようにパンフレットを作成していたり、治療費をネットで公開していたりと、非常に親切です。
千葉駅前という立地の良さも高評価
最安値だった「千葉メディカルセンター」も実績や治療費を公開しており、不妊治療に対して力を入れている様子が伝わってきましたので、こちらもおすすめです。
まとめ
千葉市内で不妊治療ができる病院は意外と少なく、千葉駅、蘇我駅、幕張駅と、それぞれ1つか2つの病院しかありませんでした。
首都圏のその他の都市である、横浜市が18院さいたま市が9院ということを見ても、選択肢は少ないかもしれません。しかし、千葉からは都心へのアクセスも良く、都内のクリニックに通うという選択肢もあるかもしれません。その場合は、特定不妊治療費助成について、しっかりと確認しておくことが大切です。
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