いつ辞めていいか分からない妊活や不妊治療
続けても辞めても辛いですよね。
長年の治療でもう子供をあきらめて治療を辞めてしまう夫婦も世の中には大勢います。
私たちも、もう5年近くやっていますし、正直金銭的にも辛く、いっそ諦めようかと考える時もあります。
しかし、ちょっとだけ待ってみてください、不妊治療を辞める前に最後にやるべきことがありますよ。
①不妊治療治療、検査の助成金をチェック
ここまで不妊治療を頑張ってきた人です。
様々な治療や検査をやってきてると思います。
当然、知っていると思いますが、最後に助成金のもらい忘れが無いかチェックしておきましょう。
チェック内容をまとめてみました。
助成対象 | 要件 |
特定不妊治療
(体外受精、顕微授精へ向けた治療) |
治療初日の妻の年齢が43歳未満
夫婦の所得が905万円以下※上がる ※1 |
男性不妊治療
(精巣内精子生検採取法(TESE)、精巣上体内精子吸引採取法(MESA)、経皮的精巣上体内精子吸引採取法(PESA)、又は精巣内精子吸引採取法(TESA)) |
特定不妊治療費助成と合わせて申請が必要 |
不妊検査等助成事業
(不妊検査(精液検査、染色体・遺伝子検査、フーナーテスト、子宮鏡検査、超音波検査など)と一般不妊治療(タイミング法指導、薬物治療、人工授精など) |
検査開始日における妻の年齢が40歳未満
※2 |
※1 所得制限が760万円から905万円に変更(2019年4月1日以降)
※2 平成31年4月1日に35歳から変更
その他、お住まいの自治体により補助や助成があるかもしれないので、住んでいる自治体のホームページなどはチェックしてもらい忘れがないようにしましょう。
助成期間はその特定不妊治療が終了した日が属する年度末(3月31日当日消印有効)となっています。
例えば、10月15日に体外受精が終了したのであれば、翌年の3月31日まで
に申請しないと、その体外受精での助成金はもらえなくなってしまいます。ただし、1月から3月に終了した場合は、すぐに申請するのが大変なので、6月30日の消印まで有効になっています。
※2022年4月1日より国の助成金制度は廃止となり保険適用となりました。
保険適用でも回数制限があるので、残り何回保険適用で治療ができるかチェックしましょう。また、市町村単位での助成金や補助金がある場合があるので、お住まいの自治体のHPなどで確認しましょう。
②最後の神頼み ご利益最強の子宝神社に
治療を辞めて子供をあきらめる前に最後に神頼みしたくなるのが日本人の性ですよね。
いつも初詣に行っている行きつけの神社や氏神様でもいいですし、これを機に最強の子宝神社に行ってみるのもいいかもしれません。
子宝ネットの子宝神社ランキングでは
1位 東京都 水天宮
2位 東京都 日枝神社
3位 千葉県銚子市 菅原大神
4位 静岡県御殿場 御胎内神社
となっております。
そのほか有名なのは、国を造り、数々の神様を生んだ夫婦イザナギとイザナミを祭る埼玉県の三峯神社、滋賀県の多賀大社、水天宮と同じ天之御中主神が祀られた大阪の星田妙見宮などは子宝スポットとして有名で、ご利益もありそうです。
余談ですが、この日本神話に最初に登場する夫婦の神であるイザナギとイザナミは最初の子供と二人目の子供は流産しているんです。そして3人目でやっと成功したのが、淡路島だそうです。
治療を辞めても子供ができることは意外とありますし、今後の二人の決意を表明するためにも、最後の神頼みは行くべきでしょう。
③最後の不妊治療 やはり顕微授精まではやるべき
そして、忘れてはいけないのが最後の不妊治療
現在の日本では、体外受精が最終手段となっていますが、その中でもいろいろな方法があり、最後の挑戦をして、それでだめなら諦めるほうが悔いが残らないと思います。
直接精子を卵子に入れる顕微授精であれば受精率は高まりますし、培養もタイムラプス培養など成功率の高い方法を行っている病院もあります。
最後の挑戦として、人気の不妊治療クリニックに行ってみるのもいいと思います。
人工授精までしかやらずに諦めてしまう人もいますが、個人的には顕微授精まではやってからの方がいいと思います。
とにかく、やれるだけやって、悔いが残らないようにしましょう。
辞める前に最後に検査ももう一度
最後の治療と同時に、各種検査ももう一度やっておきましょう。
FSHやAMHが治療開始時とどう変わっているのか。
もしかしたら、治療を諦めるというのが、ちょっと早まった決断かもしれません。
それとも、やっぱり数値的にも悪くなってきていて、更に妊娠しづらくなっているのかも・・・
場合によっては染色体の検査などもやってみると子どもを授かる可能性について知ることができるかもしれません。
健康診断の代わりにもなりますし、最後に自分の状態を知っておきましょう。
④今後のことを夫婦で話し合う
治療を辞める前に今後のことを夫婦で話し合うことが大切
残念ですが、やっぱり子供を諦めきれずに離婚ということになるかもしれませんが、子供を産めない年齢になってから後悔してもお互いに幸せになれません。
お互いに前向きに進めるように、逃げずに話し合いましょう。
養子縁組という手もあり
どうしても子供が諦めきれないという場合は、養子縁組という手もあります。
日本ではまだまだ少数派ですが、徐々に増えてきており私の身近にも養親になっている人もいます。子供を産むのと一緒で、かなり大変で気軽にはできませんが、選択肢の一つではあるでしょう。
私たちも里親研修に行ったりして色々な情報を取得し、広く考えるようにしています。
ペットや海外旅行など二人の生活を満喫
お互いに子供を諦めきれるなら二人での生活をエンジョイするのもありです。
DINKs(ディンクス)という生き方を選ぶ人も増えてきていますし、子どもを持たない夫婦は意外と多いです。
これまで、つらい不妊治療を二人で乗り越えてきた夫婦なので、きっと固い絆で結ばれているはず。
費用的にも時間的にも夫婦二人なら余裕があるので、ペットに囲まれた暮らしや毎年の海外旅行も夢ではありません。
なんなら別荘の購入もできるかも。
二人の生活に夢を膨らませてみてはどうでしょうか?
まとめ
不妊治療の辛さは不妊治療をやった人たちにしかわかりません。
不妊治療をやったことは決してマイナスにはならないと思いますし、そう思いたいです。
治療を諦めるのは、前に進むための新たなステップと考えてみましょう。
そのためにも、治療を諦める前に、やりのこしたことの内容に、後悔せずにいきましょう。
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