みなさん、突然ですが、最近トマトを食べましたか?
実は、トマトには男性不妊に効果があることがわかっており、トマトに含まれる有名なリコピンが精巣に蓄積して男性不妊を改善してくれるそうです。
すごいですね
トマトで男性不妊解消
トマトに含まれているリコピンはカロテノイドの一種で、活性酵素を除去し細胞の酸化を抑えてくれます。
これが男性不妊に効くんです。

リコピンの効果
リコピンはカロテノイドの一種ですが、数あるカロテノイドの中でも特に抗酸化作用が強いと言われており、同じく抗酸化作用で有名なビタミンEの100倍以上の効果があるとか。
抗酸化作用により老化の防止や免疫力の低下を抑えてくれるだけでなく、卵子や精子などの老化も防いでくれるので不妊症にも効果的
リコピンを摂取する方法
リコピンと言えばトマトが有名ですが、トマト以外にも含まれています。
例えばスイカやにんじん、柿、ピンクグレープフルーツ、マンゴーなど
天然の赤い色素であるリコピンは赤い食材に多いんですね。
そして意外なのがトマトよりもトマトジュースやケチャップに多く含まれているということ
大き目の生トマトでは8mg程度のリコピンが含まれていますが、これはトマトジュースだとわずか70mlで賄えます。
これは、トマトジュースやケチャップに使われる加工用のトマトは真っ赤に熟してから収穫することが関係しており、加工用の熟したトマトには生食用のトマトの3倍のリコピンが含まれているんです。
リコピンが精巣に蓄積する
トマトジュースで有名なKAGOMEの実験では、トマトジュースに男性不妊を予防・改善する効果が期待できることがわかりました。
この実験では毎日トマトジュースを摂取したグループとトマトジュースではない抗酸化剤を摂取したグループと何も摂取しないグループに分けて実験を行っています。
実験開始後6週間ではあまり変化がみられませんでしたが、12週間後にはトマトジュースを摂取したグループだけが血液中と精巣内のリコピン濃度が高くなってきます。
そして、精子の運動率を比べるとトマトジュースを摂取したグループは精子の運動率が上昇しています。
さらに大きな違いが精液中の白血球数
白血球は体内で炎症が起きていると上昇するため、精液中の白血球数が高いと精巣内で炎症が起きていることになります。
3つのグループを比較すると、12週間後には何も摂取していないグループは大きな変化はなく、抗酸化剤を摂取したグループは白血球数が減少しています。
さらに、トマトジュースを飲んだグループは抗酸化剤を摂取したグループの2倍近く白血球数が減少しており、ただの抗酸化剤よりもリコピンが大きな効果を及ぼしていることがわかります。
トマトジュースを飲むことで精巣内の炎症が抑えられています。
妊活には抗酸化作用のある食べ物がいいとされているので、抗酸化作用が高いリコピンは間違いなく妊活に効果的でしょう。
さらに、精巣内の炎症も抑えてくれるため、男性不妊に劇的に効果がありそうです。
トマトジュース生活始めました
立川ARTクリニックに転院後に行った精液検査ではリコピンの濃度が低いと指摘されてから、気にしていたトマトの摂取
あまりトマトは好きではないのですが、トマトジュースを毎日とるように意識しています。
どろどろとしたトマトジュースをそのまま飲んでもいいですが、炭酸で割るとさわやかに飲みやすいです。
特におすすめが伊藤園の「理想のトマト」
トマト嫌いでも飲みやすいです。
精液検査の結果が良くなかった、男性不妊に悩んでいる、精索静脈瘤などで精巣が炎症気味、という方はトマトの摂取を意識してみるといいかもしれません。
女性にも抗酸化作用はいいですし、不妊だけでなく美容もいいのがトマトのうれしいところですね。
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