4月からの不妊治療保険適用に合わせて3月に駆け込み移植決定

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最近ニュースを騒がせている不妊治療の保険適用化

是非はともかく、4月から保険適用となるため3月に凍結胚の移植を決めました。

不妊治療の保険適用が実際に不妊治療をやっている私たちにどう影響するのでしょうか?

不妊治療が保険適用になるので駆け込み移植

2021年から議論を重ねてきた不妊治療の保険適用ですが、いよいよ2022年4月1日から保険適用となります。

その前に移植を行いたいという理由から3月の移植を決定しました。

保険適用で助成金制度は終了する

保険適用に合わせて従来の助成金制度は終了します。

そのため、駆け込みで移植をして助成金をもらおうという考えです。

特定不妊治療費助成の終了は2022年3月31日(2021年度で終了)

まだ助成金をもらえる可能性がある人は今のうちに貰っておいた方がいいでしょう。

実際に東京都福祉保健局には2021年度の助成金申請が非常に多く来ており、処理にかなり時間がかかっているそうです。

まさに駆け込み需要ですね。

消費税増税前に駆け込みで大きな買い物をする感じでしょうか?

助成金の詳細はこちら

助成金には経過措置がありもらえるチャンスも

2022年3月31日で終了する助成金には経過措置が設けられています。

これは年度を跨いで治療をしている人に対する救済措置で、2021年度中に始めた治療で、2022年度に終了する一連の治療については助成金が受けられるというものです。

実際に私たちも2021年中に何度か採卵しており、それを2022年4月以降に移植することも考えられるので、その場合はこの経過措置を活用して従来の助成金を受けることが可能かと思います。

こちらの厚生労働省の資料の最終ページ(P47)に概要が書かれています。

具体的にどういった治療を一連の治療と考えるのか、2022年度のいつまでに終了すれば経過措置の適用を受けられるのかはまだわからないようです。

保険適用の内容はまだ未定

体外受精や顕微授精などの特定不妊治療も保険適用の対象となることは決まっているようですが、着床前検査などはまだ対象となるかは議論中のようです。

染色体異常で何度も流産を繰り返す場合は、着床前検査などが有効なのでぜひ対象にしてもらいたいですね。

その他、保険未適用となるような治療や薬があるなどすべての治療が対象になるわけではないようです。

保険適用には年齢制限有

不妊治療の保険適用というと私たち不妊治療中の人からすると悲願達成とも思えますが、実は年齢制限があります。

まず43歳までしか保険適用となりません。

しかも保険適用となる回数が決められており40歳以上は最大3回で、40歳未満でも最大6回です。

回数の考え方もまだはっきりせず、私のように低AMHで採卵、採卵、採卵、移植、と言うよに治療を進める人はいつ1回とカウントするのか? 助成金のように自分でいつの治療を保険適用の1回分とするか決められるのか、この辺が気になるとこですね。

従来の助成金制度との比較

回数制限もあるとなると、今までの助成金制度と変わらないのでは?、と思っちゃいますよね。

比較してみました。

従来の助成金制度 保険適用後
対象治療 体外受精及び顕微授精 体外受精・顕微授精・人工授精
対象年齢 43歳未満 43歳未満
回数 1子ごとに利用可能
40歳未満 6回
40歳から43歳未満 3回
40歳未満 6回
40歳から43歳未満 3回
助成(保険)額 最大30万円 7割
自己負担(治療費50万円想定) 50万円-30万円=20万円 50万円×0.3=15万円

助成金制度は東京都の最新版のもの、治療費は誘発、採卵、移植で総額50万円を想定しています。

ネットの意見などでは改悪と言われることも多いですが、比較してみると少しはマシになっているのかなとも思います。

まず、一番重要な自己負担額ですが、定額で最大30万円だった助成金に比べて割合で3割負担となる保険適用の方が高額になればなるほど自己負担は楽になります。

100万円の治療の場合、助成金だと70万円が自己負担ですが、保険適用なら30万円が自己負担です。

逆に治療費が安い場合は助成金の方がお得(治療費40万円なら助成金だと10万円の自己負担、保険適用なら12万円の自己負担)ですが、不妊治療はかなり高額ですから、自己負担が減る人の方が多いと思います。

それから今までは助成金の対象外だった人工授精が保険適用になることで不妊治療のハードルは低くなるように感じます。

もともと5万円程度ですし、人工授精で妊娠するような人はあまり問題が無い場合が多いですが、不妊治療の入門として人工授精を最初に行う人は多いですからね。

そして何より手続きが楽ですぐに還元されるのは大きいと思います。

助成金の場合は書類を用意して、病院からも書類をもらい、郵送、そして助成金の受け取りまで何か月もかかります。

これに対し、保険適用なら病院での支払い時にすぐに割り引かれるので手間は圧倒的に少ないです。

ただし、1子ごとに6回受けることができた助成金に比べると回数は少し悪くなったのかなとも思います。

妊娠12週以上経過後に死産になった場合は助成金の回数をリセットできましたからね。

移植へ向けて

ここまで保険適用の内容について触れてきましたが、私たちは保険適用に合わせて助成金制度が終了してしまうので駆け込み移植をすることにしました。

移植へ向けて体質改善

前回採卵後は保育士の仕事が落ち着く夏前に移植を考えていましたが、助成金終了を考慮し早めました。

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年末年始など、少し緩んでいた体質改善に再び取り組んでいます。

小麦の摂取を減らす、タウリンや葉酸など着床を助ける栄養素の補給などを意識しています。

子宮鏡手術で子宮内膜ポリープの除去

移植の前には前回の移植同様子宮内膜ポリープを除去するための手術を受ける必要があります。

ポリープができやすい人は繰り返しできる場合が多いそうで、着床を妨げる子宮内膜ポリープを再度除去しないといけないそうです。

以前に受けているとは言え、やっぱり手術は怖いですね。

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手術を受ける周期には当然移植はできないので、3月の移植のためには今から準備をしていかないといけません。

まとめ

不妊治療の保険適用化を意識して移植の時期を決めましたが、どうせ移植するならやっぱり着床まで持っていきたいです。

以前、初の胚盤胞達成もできましたし

ただ、あまり期待しないように移植に進めて動いていきたいと思います。

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