長年の不妊治療の結果、なんと妊娠してしまったわけですが、ずっと不妊治療だけを続けて来ていたためか、妊娠してからのことがまったくわかりません。
嬉しい悲鳴ですが、まだ流産のリスクも低くない中、出産に向けた準備もしないといけないため考えることが多いです。
とりあえず、八王子市で出産できる病院を比較してみました。
八王子市内でオススメする出産対応可能な病院比較
グーグルマップで「八王子市 産婦人科」と検索すると20件の病院がヒットします。
そこから、分娩出産まで対応可能な病院7件について比較してみました。
7件中2件は総合病院です。
出産する上で比較検討すべき事項
出産する病院を決める上で何を重要視すればいいのでしょうか?
比較項目についてまずは説明します。
- 病院の形態(総合病院、助産院など)
- アクセス(駐車場の有無など)
- 費用
- 個室の有無
- 母子同室かどうか
- 分娩方法
- 産後ケア
- 立ち合いが可能か
詳しくはこちらの記事で病院選びの考え方を書いています。
柴田産婦人科医院
八王子市役所の近く横川町にある柴田産婦人科医院
洋風のおしゃれな建物がきれいですが、1973年から八王子で営業する病院です。
八王子駅からはバスで15分ですが、駐車場が31台分もあります。
個室のほか、院内に美容室まであります。
医師は担当制ではなく、その時その時の曜日ごとの医師が診察するため、いつ分娩になっても診察したことのある医師が対応できるようにしています。帝王切開まで対応可能です。
完全予約制なので待ち時間が少ないのもいいでしょう。
「ソフロロジー式出産」というイメージトレーニングや呼吸法を大切にし、陣痛を命を生み出すポジティブなエネルギーととらえる考えに基づく治療を行っており、基本的には無痛分娩はあまりお勧めしていないようです。
普通分娩は528,000円からで、個室入院や計画分娩などで追加費用となります。
無痛分娩は計画分娩での対応となり追加費用は70,000円です。
マタニティビクス、母親学級は無料、臍帯血保管なども対応しています。
柴田産婦人科医院HPより建物外観画像
米山産婦人科病院
八王子駅北側の新町にある米山産婦人科病院
駐車場は40台完備されています。
お母さん学級やマタニティヨガ、マタニティビクス、授乳指導など産前産後のケアは充実しています。有料ですが、院内エステもあり、リンパマッサージなども受けることができます。
こちらも曜日ごとに担当医が変わるシステムですが、帝王切開にも対応しています。
また、立ち合い分娩も可能なようです。
分娩費用は約550,000円です。
個室希望の場合は部屋によって1日あたり3,000円または5,000円が追加となるようです。
新クリニック(旧にしはちレディスクリニック)
西八王子駅から10分、富士森公園の近くにある新クリニック
24時間いつでも無痛分娩に対応しており、しかも無痛分娩費用は無料です。
ただ、通常分娩費用が600,000円と個室費用が1日5,000円と若干高め
しかし個室が13室もあり、シャワーやトイレ付きの部屋や和室などもある充実ぶり。
しかも館内は床暖房完備で身体を冷やしにくいのは妊婦さんにとってはいいですね。
家族の立ち合い分娩も可能
2018年以降は無痛分娩率がほぼ100%となるくらい無痛分娩にこだわりがあるクリニックです。
無痛分娩の麻酔によるトラブルも少ないようで、無痛分娩を希望の方は候補になるでしょう。
新クリニックHPより特別室画像
八王子みなみ野グリーンゲイブルズクリニック
八王子のビバリーヒルズ、みなみ野にある八王子みなみ野グリーンゲイブルズクリニック
平成30年にできたばかりのきれいな建物で、木造建築の暖かい雰囲気が丘の上に立つクリニックを良くしています。
駅からは遠いですが、みなみ野駅から無料送迎があります。
また、駐車場も22台分あります。
全室個室でしかも一番安いスタンダードコースなら490,000円です。
全室にトイレ、洗面、シャワー、無料TVが付いてしかも、お子さん一人まで一緒に泊まれるので二人目の出産でも安心です。
特別室ならお子さん二名まで泊まれる部屋もあり、子どもの食事も800円程度で用意してくれます。
産科、小児科、麻酔科、それぞれ女性医師のクリニックですが、出産は無痛分娩や帝王切開にも対応
授乳用パジャマや赤ちゃんの洋服・帽子も素材にこだわっており、食事も地産地消をモットーにプロのコックが作っています。
産後ケアも宿泊型と通院型があり、宿泊でゆっくりできるのはいいですね。
無料の産後エステや家事代行サービス、記念撮影サービス、助産師外来、母乳外来、マタニティクラス、ベビーマッサージ、パパサロン、親子サロンなど、とにかくサービス充実です。
八王子みなみ野グリーンゲイブルズクリニックHPより個室ドライアドの泉画像
いわさレディースクリニック
北八王子駅の東、日野に近い片倉町にあるいわさレディースクリニック
北八王子駅と豊田駅の間くらいですが、駐車場も11台あります。
白と青を基調としたガラス張りの建物はとてもきれいで清潔感がありますね。
少子化対策などのために分娩支援を行っているのが特徴で、2回目の分娩で2万円、3回目で4万円、4回目で6万円、と分娩回数に応じた支援金を行っています。
産後のエステなども可能ですが、マタニティクラスは現在休止中です。
他には、出産記念DVDなどを貰えるそうです。
他所からの里帰り出産の受け入れも行っています。
一般個室(全室個室)での正常分娩は620,000円です。
帝王切開や吸引分娩なども対応可能
助産院
八王子市内の助産院は何か所かありますが、分娩を取り扱っているところは見当たりませんでした。
東海大学医学部付属八王子病院
大きな大学病院である東海大学医学部付属八王子病院の産婦人科
年間200件を超える分娩実績があり、帝王切開も100件、緊急帝王切開も50件を超えています。
ハイリスク出産などの場合は個人病院から紹介されると思うので、そういった場合は候補にあがるでしょう。
東京医科大学八王子医療センター
高尾山の麓にある東京医科大学八王子医療センターの産科・婦人科
こちらも総合病院として分娩実績は280件とけた違いに多いです。
帝王切開も100件ありリスクのある出産では候補になるでしょう。
小児科専門の医師が平日・休日ともに24時間対応してくれるなど、安心感は非常に高いです。
ただし、新生児集中治療室(NICU)は無いので、赤ちゃんの症状によっては他院への転院が必要になってしまいます。
母親学級、産後ヨガ、ベビーマッサージ教室なども行っており、こういったケアも充実です。
なお、現在はコロナ禍のため立ち合いは不可のようです。
まとめ
八王子市は広く、分娩に対応した病院も多いですね。
個人的には「八王子みなみ野グリーンゲイブルズクリニック」がサービスの充実度や料金などで一番オススメできるかなと思いましたが、常勤の女医2名体制なので男性医師の方が良いという人にはちょっと合わないですね。
無痛分娩が希望であれば「新クリニック」も実績が高くて良さそうです。
「いわさレディースクリニック」も綺麗でとても良さそうな雰囲気でした。
不妊治療中は分娩する病院など考えもしませんが、体外受精で着床し3週間程度すると分娩するクリニックを決める時期になってきます。
治療中はあまり妊娠の事を考えたくはないかもしれませんが、どういったところで出産したいかくらいは考えておいた方がいいかもしれませんね。
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