妊娠中に新型コロナ感染、一級建築士が考えた自宅隔離で家族内感染を防ぐ方法

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前回お話した通り、妊娠17週で新型コロナになってしまいました。

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妊婦なので入院の話も出ましたが、症状が重くないのと病院が混雑していたようで、自宅療養になりました。

自宅療養で心配なのが家庭内感染ですが、徹底した感染対策で我が家では家庭内感染は防げました。

今回は、自宅隔離時における家庭内感染しないコツを紹介したいと思います。

家庭内感染を防ぐカギは空気の流れ

家庭内感染を防ぐカギは空気の流れ

感染者が隔離された部屋からの空気が他の家族が生活する空間へ流れないように意識しましょう。

汚染空間と非汚染空間を分ける

隔離する上で重要なのが汚染空間非汚染空間を分けること

この際、なるべくこの二つの空間が離れているといいでしょう。

我が家の場合、非感染空間はリビングを中心としてLDK、感染空間はLDKから一番離れた寝室としました。
コロナ陽性となった私はこの寝室(汚染空間)からトイレとお風呂以外は一切出ず、非汚染空間には入りません。

換気は空気の流れを把握する

次に、コロナ対策の定番である換気を徹底します。

まず、非汚染空間のLDKはほぼ24時間窓を開けておきます。

そして、同じく汚染空間以外でLDKの空気が流れるように、もう一カ所窓を開けておきます。この2か所は基本的に24時間開けっ放しで換気

汚染空間の寝室も換気したいところですが、汚染された空気が非汚染空間に流れてこないように注意が必要です。

汚染空間である寝室の出入口は常に閉めておくのですが、扉の下には数センチの隙間があります。
この隙間に指をあてて、空気がどっちに流れているのか確認しておきましょう。

もし、寝室から空気が出てきている場合は、汚染された空気が出てきているので注意が必要です。

窓を開けたときの風向きや気温の関係でどっちに空気が流れるかは変わるので、常に空気の流れを意識しておきましょう。

扇風機を活用して汚染空気を外へ排気する

空気の流れは、ある程度コントロールすることができます。

例えば、換気扇の利用

トイレやお風呂、キッチンの換気扇をオンにすれば、そこから空気が吸い込まれます。
どこの換気扇を入れて、どこの換気扇を切って、どこの窓を開けるとどういう空気の流れになるか、想像しながらコントロールするといいでしょう。

換気扇が無い部屋でも、窓と扇風機を使って空気の流れを生み出すこともできます。

我が家の場合も、汚染空間である寝室の窓を開けて、扇風機を外向きに動かしていました。
これにより、寝室内の汚染された空気が窓から外に出ていくという空気の流れになりました。

逆に、リビングの窓際には室内側に向けて扇風機を置いて、外の新鮮な空気をリビングに入れるようにしました。

これにより、新しい空気がリビングから入って、廊下を通って寝室に行き、寝室から外へ排気されるという流れができました。

自宅での換気の方法についてはこちらの松戸市のHP「住居での効果的な換気方法をまとめました」が参考になります。

コロナ対策の基本は除菌

空気の流れと一緒に大切なのが除菌

コロナ対策の基本ですね。

ドアノブ、蛇口、トイレのレバーなどを除菌

まずは、よく手に触る場所の除菌

アルコールスプレーや除菌シートは家族1人1人が持ち、使用する前後で手が触れる場所を除菌するように心がけます。
さらに、コロナに感染していない家族が、定期的に共有部分の除菌まですればより良いでしょう。

定番のドアノブや蛇口などはもちろん、開け閉めの際に触りやすいドアの上部や窓の縁などもポイントです。

床、壁の除菌

次に除菌すべきは床や壁です。

特に床は空気中に飛散したコロナウイルスが重力で落ちるため、ウイルスが付着しやすいです。

我が家はフローリングだったので、1日一回を目安にクイックルワイパーで除菌していました。
同じ理由からスリッパの裏なども除菌するといいでしょう。

パジャマ、シーツ、枕カバーなどの洗濯

パジャマやシーツ、枕カバーなど身に着ける衣類や寝具の除菌も重要です。

特に感染後数日間はウイルスも多く、1日に2回か3回着替えてもいいかもしれません。

シーツや枕カバーも定期的に選択して除菌しないと、せっかく体内のウイルスが減って、治ってきても、また外部からウイルスが体内に入ってぶり返してしまいますからね。

空気の流れをコントロールしても、どこにウイルスが潜んでいるかはわかりません。
非感染者もこまめに着替えたり、寝具の洗濯をするといいでしょう。

身体に付着したウイルスを落とす

身の回りのウイルスだけでなく、自分の体や髪の毛にも意外とウイルスは付着しています

熱で体力が無い時はつらいかもしれませんが、シャワーだけでもして、体に付着したウイルスを落とすといいでしょう。
シャワーを使った後は、アルコールなどでバスルームの消毒も忘れないように。

また、タオルなども感染経路になりうるので、家族間での共有はせず、早めに洗濯するようにしましょう。

食事の提供なども感染に注意

家庭内療養の場合、完全に隔離することは難しく、食事や飲み物の受け渡しがどうしても生じてしまいます。
ここでも感染リスクを減らすために、できることはしておきましょう。

我が家の場合は、キッチンで調理したものをお盆に載せて運んでいました。

マスクをして寝室内にまで運んでくれていましたが、廊下に置いておいて、自分で取るパターンでもいいかもしれません。

片付けは、ゴミは寝室内でゴミ袋にまとめて処理、食器類はお盆に載せて廊下に置いておきました。お盆はそのままシンクに入れて、すぐにお盆ごと丸洗いします。

また、お弁当にしてゴミは寝室で袋にまとめるという手もあります。いずれにせよ、ゴミはいつまでも寝室に置いておくことはできないので、どこかでまとめて回収する必要がありますが・・・

まとめ

家庭内でコロナが蔓延してしまうと、看病する人がいなくなり大変なことになります。

ホテル療養も人数が増えてくると対応しきれなくなることが予想されるため、家庭療養でもしっかりと対策して家庭内感染しないように頑張りましょう。

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