特別養子縁組を目指して東京都の里親登録のため児童相談所の家庭訪問を受けた体験談

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こちらのブログでもちょくちょく紹介していますが、里親登録についてかなり前から進めています。

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この制度を利用するには民間団体への登録か行政機関(児童相談所)への登録が必要ですが、私たちは児童相談所への登録を目指していました。

登録には様々な研修の受講や施設実習なども必要で、家庭訪問もその一つ
一般的には登録前の最後の関門となっています。

東京都内の児童相談所の家庭訪問を受けてきた

詳しい場所は書けませんが、都内のとある区にある児童相談所が私たちの担当でした。

家庭訪問は面談と家の間取りなどのチェック、児童を預けることが適切かどうかの確認がメインですので、とても重要なイベントです。

家庭訪問前に準備したこと

まずは家庭訪問前に準備したことを簡単に紹介します。

研修などの登録行程をこなす

当たり前の話ですが、里親登録へ向けての研修や書類の提出、施設実習は終了させておく必要があります。

厚生労働省「里親制度について」

必要な書類の提出

家庭訪問にあたり必要な書類を提出する必要があります。

自宅の案内図や間取り図、収入や資産、登録理由や研修の感想などを書く欄もあります。
役所の書類なので枚数も多く、書くのも結構難しいです。

源泉徴収票なども必要になるので、時間もかかります。

特別養子縁組も希望するかや受け入れ希望の子どもの性別なども記入しますし、この書類を元に家庭訪問時に面談となるので、とても重要です。

我が家は面談の時に相談して決めたいこともあったので、そういう点やわからないところはとりあえず空欄でもいいと思います。

東京都福祉保健局の様式一覧
基本的には自分で印刷して用意するものはありません。

担当の児童相談所と日程調整

児童相談所は多忙であり、日程調整は結構難航します。

東京都の場合ですが、児童相談所の職員と東京都庁の福祉保健局の職員、養育家庭の会の担当者、子ども家庭支援センターの職員など様々な部署の人が家庭訪問にやってきます。
これだけの人たちの日程を調整する訳ですから、難しいのは当たり前ですね。

候補日を何個か出して調整、これを繰り返します。

家庭訪問自体は3時間から4時間程度かかるので半日は必要

また、最近だとコロナにより延期になることも多く、これも日程調整を難しくしている要因でした。

結果、私たちは家庭訪問に必要な書類を提出してから半年くらい経ってやっと家庭訪問が実現しました。

家の掃除と片付け

いよいよ家庭訪問の日が近づいてきたら家の掃除と片付けはしておきました。

ただ、家庭での生活の様子も見ていると思うので、普段の掃除や片付けを丁寧にやるくらいで十分だと思います。

押し入れや棚なども開けたりするので、見られて困らない程度にはキレイにしておいた方がいいでしょう。

おもてなしの準備

こちらも基本的にはそこまで意識する必要はありません。

我が家は来客用のスリッパはあったので使いましたが、別に無くてもいいと思います。

お茶などを出すかどうかも迷いますが、向こうは公務員なのであまり手を付けませんし、自分で水筒を持ってきています。気になるなら、一応ペットボトルのお茶を出して、手を付けなければ後で自分たちで飲むとかするといいかもですね。

里親登録に向けた児童相談所の家庭訪問の様子

ここからは実際に行った児童相談所の家庭訪問の様子です。

家庭訪問に来た人は4人

事前の電話では5人と聞いていましたが、実際に家庭訪問に来たのは4人でした。

児童相談所の人が二人、東京都福祉保健局、子ども家庭支援センターの人が一人づつでした。男性と女性が二人づつで、みなさんいい人そうで和やかに家庭訪問が進みました。

まずは書類の確認と訂正

まずは事前に出した登録書類等の確認になります。

結構細かい間違いなどもあったので、訂正を行いました。提出後の差し替えはできないので、訂正印を使っての訂正になります。

また、身分証明書や住宅ローンの残高証明、預金通帳なども細かく確認されました。

事前に準備しておくといいと思います。
我が家はネットバンクとかもあったので、アプリで残高などを確認されました。

幼少期のことや今後のことなどを面談

面談と言うとプレッシャーかもしれませんが、自分の生い立ちや家族のこと、夫婦の出会いなどについて話します。

職員の方々も聞きなれているのか、話しやすい雰囲気でどんどんと話が盛り上がり、夫婦それぞれ話すので結構な時間がかかります。

その後は今後里親として子どもとどう接したいか、養子を迎え入れてどういった家庭を築きたいかなど、核心的な話もします。

夫婦別室で聞かれたという体験談もありましたが、私たちの場合は一緒に話しました。

家の確認

面談が終わると自宅内の確認です。

家宅捜査のように勝手に調べる訳では無く、一部屋一部屋、こちらが案内していく感じです。

場所によっては棚やクローゼットを開けたりもしました。個人的には思ったよりもササッとチェックするんだな、という感じでした。

一通り回ったら家庭訪問は終了で、玄関先で挨拶をして解散となります。

まとめ

児童相談所の家庭訪問と聞くと緊張してしまうかもしれませんが、終始和やかな雰囲気で終えることができました。

家庭訪問終了後に結果をまとめ、審議会で審議を問題なければ里親登録となるようです。
里親登録を考えている方の参考になればと思います。

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