不妊治療再開は人生初の体外受精からスタート

Pocket

2年に渡るタイミング法で妊娠には至らず、不妊治療専門クリニックに転院して低AMHが発覚した私

「数字だけを見ると閉経間近」という恐ろしい言葉を投げかけられ、体外受精に挑戦することになりました。

人生初の体外受精に挑戦

いよいよここから不妊治療開始って感じですね。

閉経の危険もあるため体外受精で一刻も早く妊娠を目指します。

ずっと焦っていたので体外受精に向けて治療できることがもはやうれしい

低AMHの人は低刺激法が基本

体外受精にも様々な方法がありるそうですが、私の場合のようにAMHが低い場合は、もともとの卵胞が少ないため低刺激法がいいと言うことでした。

高刺激法の場合は、できる卵胞の数が割り増しになるんですが、もともと少ない人はあまり数が増えないそうです。

薬や注射も多く、お金もかかることから費用対効果を考え低刺激法で初めての体外受精を始めることに決めました。

低刺激法と高刺激法について六本木レディースクリニックのHP

体外受精 -採卵日決定まで-

体外受精の一連の流れは、まず生理3日目に一度通院します。

その日からレトロゾールという薬を5日間飲みます。

これは卵胞を育てるための薬

さらにHMGという注射をしました。

これも卵胞を育てる薬

低刺激なのに結構薬を使うんですね。

そして、定期的に卵胞をチェックする内診があって、私の場合最初は1個でした。

AMHが高い人はこの時点で卵胞が5つとか6つとか、多い人だと10個近くあるそうです。

その後の内診では薬の効果なのか、最終的には2個に増えました。

低AMHでは2個採れれば上出来のようで、先生からも褒められます。

よしよし順調

そして、卵胞の育ちを見ながら採卵日を確定させていきます。

私たちの場合はD14でした。

D14というのは生理初日から14日目ということです。

採卵日はD11の時の内診で決定します。

D11の時の2つの卵胞のサイズは18mmと20mm

どちらもいいサイズのようです。

しかし、問題があって子宮内膜の厚さが6.2mm

最低でも7mm無いと妊娠率が低いらしく、ちょっと薄め・・・

まだまだ育つこともあるので、内膜が育つような生活を心がけました。

低AMHな私でも子宮内膜が5㎜も厚くなった意外な方法を3つ紹介します
相変わらず体外受精ではうまく結果がでず、とうとう10回目の体外受精に突入したんですが、それでも着実に進歩しています。 とくに効果が出ていると感じるのが、子宮内膜が厚くなっているという点 どういったことが効果が出て、内膜が厚くなっ...

体外受精 -自己注射-

採卵の二日前の夜に排卵を誘発させる注射を打ちます。

時間も細かく指定されていて、今回は22時30分

当然、病院の空いている時間ではないので、自己注射になります。

不妊治療の最初のハードル「自己注射」の注意点と痛くないコツ
今回は、不妊治療中にする自己注射について この記事を読んで初めての自己注射に対する不安が少しでも取り除かれればと思います。 自己注射について 不妊治療初期であれば、病院へ行って看護師に注射してもらうことがほとんどだと思います。 ...

最後の診察時に看護師さんから注射のやり方を教わります。

お腹に打つということで、そんなに難しくは無いのですが・・・
やはり気持ち的に辛いですね。

この注射で、排卵を誘発させて、卵子を採りやすくしておかないと採卵できないそうです。

ただ、排卵を誘発させる訳ですから、採卵時に排卵してしまっているリスクもあります。

その辺のリスクはしょうがないそうですが、リスクマネジメントとして、事前にタイミングを取っておくのがいいそうです。

そうすれば、採卵時に万が一排卵してしまっていても自然妊娠の可能性は残ります。

体外受精 -採卵当日-

いよいよ採卵当日

受付を済ませたらまずは麻酔をします。

私の場合は卵胞が2個しかないため、局所麻酔

卵胞の数が多い人は全身麻酔も選べますが、全身麻酔では食事制限がでます。

局所麻酔では前日も当日も食事制限は無し

ただ、ちょっと痛みます。

採卵後、すぐに受精させるため夫も病院で採精

夫が来れない場合は、自宅で採精して容器を持っていくことも可能です。

体外受精の場合は精子を厳選して受精させるため、あまり鮮度は気にならないそうです。

ただ、すでに排卵していた場合は治療の途中で急遽人工授精に変更される場合があります。

この時は精子の鮮度は重要になってくるので、なるべく夫にも来てもらったほうがいいでしょう。

採卵では予定通り2個採れました。

時間にして20分

低AMHにしては良い成果らしく先生も喜んでました。

このまま妊娠まで順調に行きたい

体外受精 -採卵翌日から-

卵子と精子が無事に受精したかどうか分かるのは採卵翌日になります。

採卵した2個の卵子は2つとも受精していました。

やったー

受精する確立はだいたい80%くらいとわりと高めのようですが、嬉しいですね。

妊娠へ向けて一歩前進

体外受精 -移植-

その後、無事に受精卵が育ったら移植になります。

移植では3日目に移植するか、5日目に移植するか選択することになります。

3日目は初期胚、5日目は胚盤胞と言われていて、胚盤胞の方が着床、妊娠の確立はぐんと高くなります。

しかし、3日目から5日目の間に受精卵の成長が止まってしまう胚も多く、その場合は移植できなくなります。

こういった決断もあるので、最初は移植も夫婦で行くことをオススメします。

夫婦揃って3日目に病院に行ったところ、受精卵が2個ともきれいに育っていました。

どちらか1個がダメになっていたら残ったのを初期胚(3日目)でも移植しちゃおうと考えていたのですが・・・

さて、どうしようか?

先生と相談して、「2個ともキレイに育っているから胚盤胞まで育つ確立も高いので5日目まで待つ」ということにしました。

しかし、この決断が裏目に・・・

初めての体外受精の終わり

きれいな初期胚が2個もあるのでどちらかは胚盤胞まで育っているだろうと思い、採卵後5日目に病院を訪れました。

するとなんと・・・

2つとも受精卵はダメになっていました。

そんなぁ・・・

途中で成長が止まってしまった胚は移植できません。

こうして、私たちの最初の体外受精は移植することも無く終了

当然、1回で成功するとは思ってなかったのですが、やはりショックですね・・・

まとめ

人生初の体外受精

低AMHでも2つ採卵できるなど、順調に進んで「まさかいきなり妊娠か?」と期待したのも束の間

人生はそんなに甘くないということでしょうか?

まだまだ不妊治療も始まったばかり

引き続き妊娠へ向けて頑張っていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました