不妊治療と仕事の両立が難しいため保育士を辞めて治療に集中

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不妊治療開始から2年が経過しました。

こんなに結果が出ないとは考えてもおらず、不妊治療のハードさも身に染みてきました。

特に仕事と不妊治療の両立は難しくて、今の保育園でも周りの人や園長には治療を告白しているんですが、突然の休みなどで迷惑をかけてしまっています・・・

前回の記事でも書きましたが、色々考えた結果、一度今働いている保育園を退職し転職することにしました。

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不妊治療を続けるために退職・転職を決意

あれよあれよという間は体外受精もすでに4回目が終了

さすがに精神的にも肉体的にもきつくなってきたので、退職を決意しました。

不妊治療のために退職、そして転職活動

前回の4回目の体外受精の体験記に書きましたが、私は3月に退職しました。

理由は、やはり不妊治療をしながら仕事を続けることが難しかったことと、最初は不妊治療で休みがちになることに職場の理解もあったのですが、毎月休んでいるうちに、徐々に休みを取りづらくなってきたからです。

おそらく、不妊治療をしながら働く女性はみんな同じ悩みだと思います。

不妊治療と仕事の両立は本当に難しいですよね・・・

厚生労働省の企業・労働者へのアンケートでは

  • 不妊治療と仕事の両立ができずに離職した経験がある人は16%
  • 不妊治療中の従業員に対する支援制度や取り組みがある企業は9%
  • 不妊治療と仕事の両立が難しいと感じている人は80%以上

しかし、そんななかでも、会社独自の取り組みで不妊治療を理由に最長1年までの休暇が取れたり、失効した有給休暇を積み立てて不妊治療に充てたりできる休暇制度がある企業や、合計60万円までの補助金の交付、テレワークやフレックス制度を利用できる企業も少ないながらあります。

こういった取り組みがどんどん評価されて、広まればいいですね。

保育園はどこも人手不足ですし、テレワークなんかもできない職種なので、保育士が不妊治療をしやすくなるには、もう一工夫が必要なのかもしれません。

悩んでいる場合には国に、仕事と不妊治療の両立に悩む人たちのための相談窓口があるので活用するのもいいでしょう。

不妊専門相談センター事業の概要

保育士で不妊治療継続は難しい

私の仕事は保育の現場で働いていました。

保育士です。

保育士は特に不妊治療を続けるのが難しい気がします。

保育士不足

世間でも保育士不足が騒がれるように、私の職場でも正規職員の保育士は少なく、有給はほぼ使えず、夏休みは何とか取っている現状でした。

こんな状況で不妊治療をしていることを上司(園長)に告白し、なんとか休みをもらっていたのですが、不妊治療の通院はタイミングが本当に読めなくて、周りのサポート無しにはできません。

夏休みでさえ、職員全員で調整して、なんとか休みを取っている状況なのに、急に「明日休みます」となる不妊治療は周りに迷惑をかけてしまうでしょう。

同僚は気を使ってくれているのですが、徐々にそれも辛く思えるようになってきて・・・

自分の気持ちの問題かもしれませんが・・・

周りには子育て家庭がいっぱい

当たり前ですが、保護者は全員子育て中

自分が子供が出来ずに悩んでいる時に、子どもがいて幸せそうな家庭を見るのは辛い時もありました。

逆に、両親ともに休みなのに毎日子どもを預けに来るような保護者もいて・・・
「そんな人でも子供がいるのに」とか思ってしまうこともあります。

子どもを預かる職種だけに、不妊で悩む人は色々考えてしまいます。

不妊治療中の人には辛い職場環境ではないでしょうか。

給料も低い

お金のかかる不妊治療

保育士の給料はとても安く、手取りでは20万円なんて全然いきません。
体外受精をすると、それだけで一か月に20万円以上かかります。

不妊治療には助成金もあるのですが、回数制限もあり、どんどん使うのも難しいです。

金銭的な問題で不妊治療を諦めなくてはならない人も大勢いると思います。

2022年から不妊治療も保険適用になりましたが、回数制限があります。

保育士から事務職に転職

そんな保育士からもう少し不妊治療がしやすい仕事に転職することにしました。

一度、保育の仕事から離れてみたかったこともあります。

不妊治療中の転職活動は先に退職してもOK

普通は、無職の期間があまり無いように、転職先を決めてから退職する場合が多いと思いますが、とにかく保育士を辞めたかったこともあり、先に退職してしまいました。

それに次の仕事が決まるまでは不妊治療だけに集中すればいいとも考えていましたし、退職後は少しのんびりして、治療に専念

せっかくの長期で休みが取れるということもあり、旦那も有給を取って海外旅行へ行ったりもしました。

息抜きも必要ですよね。

ホント、久しぶりに楽しかったです。

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無職での不妊治療は精神的にきつい

1か月くらいは体質改善に取り組んだり、今までできなかった勉強とかやりたいことをしたりと、まだよかったんですが、段々やることが無くなってきます。

不妊治療は続きますが、採卵も1か月に1回しかないし・・・

当然、すぐに妊娠することも無く、結果が出ない。

家にいると悶々と不妊治療のことばかり考えてしまって、精神衛生上よくなかったです。

転職先に不妊治療の事を言うタイミング

結局、無職期間も3か月くらいでやることが無くなってしまって、ハローワークでいい仕事を見つけたのもあり、仕事を再開しました。

契約社員というかたちで、人生で初めての保育以外のお仕事

保育以外の仕事をしてみたいとも思っていたので、楽しみ

そこで、今回の体外受精をどうするか迷いました。

新しい仕事を始めてすぐ休むのは気が引けるし

そもそも不妊治療のことは新しい職場には話していない・・・

まさかの妊娠したら、すぐに報告するのもまた気まずい

悩んだ結果、もし妊娠したらそれはそれで嬉しいことなので、頑張って職場に言おうと

それに、6ヶ月契約で働いているので出産までは働けるだろうと・・・

治療の流れ的にも、採卵・移植と勤務開始前には終わりそうだったので再就職してすぐに仕事を休む心配もあまりなさそうでした。

と、言うことで保育士を辞めて新しい仕事と不妊治療のリスタートです。

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