とうとう8回目の体外受精です。
実は、今回の体外受精の前に住宅購入に踏み切りました。
不妊治療中ということで迷いましたが、その時に考えたことはこちら

高刺激法に初挑戦
8回目の体外受精は、前回話題になった高刺激法

低刺激法から高刺激法へ変更
今まで、低AMHということで低刺激法でやってきましたが、採れる卵は1つか2つ
AMHの値が低いので仕方ないとは思いつつ、別の誘発も試せないかと先生に相談したところ、長期間かけての高刺激法を提案してくれました。
不妊治療では、人によって合う薬、合わない薬などがあり、様々な治療法を試すことが大切
高刺激法は卵巣に刺激を与え、採卵数を増やすのが狙いですが、もともと採卵数が少ない低AMHの人では身体への負担の割に採卵数が増えないので、あまり採用しない方法です。
ただ、ここまで低刺激法で結果が出ていないので、一度高刺激法に挑戦してみます。
早朝の点鼻薬「ブセレキュア」でFSHを下げる
まずはブセレキュアという点鼻薬でFSHを下げて、それから注射で卵胞を育てるのが「いわもと婦人科クリニック」の高刺激法だそうです。
早速生理二日目の夜から、点鼻薬開始
点鼻薬自体は、痛くないし注射より全然ラクなんですが、時間が朝の4時半から8時間起きにしなきゃいけないんです。
これが辛い・・・
アラームで4時半に起きて点鼻薬をし、少し二度寝してまた起きるのですが、二度寝が中途半端で朝起きるのがつらい
薬のせいなのか、寝不足なのかはわかりませんが、日中も明らかに前より疲れているのを感じます・・・
しかもこれを4週間も続けます。
でも仕方ないと思って耐えています。
実際、赤ちゃんができたら夜泣きなどでこれ以上に大変な訳だし・・・
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)に注意
卵巣刺巣の機能が不良の人ではそもそもできない高刺激法ですが、多くの薬を使用し、採卵数を増やすことが可能です。
ただ、身体や子宮への負担は大きく、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)になる可能性が高くなります。
OHSSの詳しい症状などはこちらの厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル」に詳しく書かれています。
不妊治療経験者でもOHSSになっている人は多く、非常に怖いですね。
卵胞がなんと5つも育つ
高刺激法で点鼻薬や治療を続け、いよいよ採卵へ向けての検診
採卵前の検診時に、なんと卵胞が5つもあることが確認できました。
こんなにたくさんの卵胞があったのは始めて
かなり嬉しい
いつもは1つか2つなので、とにかく採卵して移植するしか考えられないんですが、5つもあると、胚盤胞まで育ててみたり、凍結したりといった選択肢も出てきます。
夢が膨らみますね
早くも高刺激法の効果か?
運命の採卵
5つの卵胞を育て、いよいよ採卵
万が一、すでに排卵してしまっていたら・・・
考えただけで恐ろしい
採卵日は先生と入念に調整して、薬もしっかりと決められた時間に飲み、注射もちゃんとしました。
そして、採卵
5つのうち2つは採卵できず、採卵できたのは3つ
5つもあったのに、と思いましたが、それでも3つ採卵は大きな成果です。
受精確認
採卵後の受精確認
育った卵胞が5つ
採れた卵胞が3つ
そして無事に受精したのは・・・
2つ
結局、いつもの低刺激法の時とあまり変わっていませんが、それでも妊娠に望みをつなげる結果です。
3つの受精卵のうち、1つには複数の精子が入ってしまってダメになってしまったそうです。
そんなことあるんですね。
2つ同時に移植
残った2つの受精卵は無事に育っていきました。
そして、3日目で移植
すでに3回目の移植ということで、2つ同時に移植してくれます。
2つも受精卵があるのは初めてなので、今回が初の2個移植
着床する確率は倍
妊娠判定日の結果は?
移植後二週間ほどが経過し、運命の判定日
ここまで自覚症状も無し
判定結果は・・・
やっぱりダメ
またダメ
高刺激法では排卵誘発に時間をかけるので生理周期で2周期分の時間がかかります。
それだけ治療に時間をかけて妊娠しなかった、というのはかなり落ち込みます。
高刺激法を続けるか?
結果はダメでしたが、5つも卵が育ったのは初
これは高刺激法の効果と言えると思います。
ですが、高刺激法はこれで終わりにすることにしました。
その理由をまとめます。
採卵数は意外と多くない
今回の採卵数ですが、最終的に採れたのは3つ
3つは、低刺激法でも一度経験あり、あまり増えていません。

ただ、育った卵胞は5つなので、これは高刺激法の効果と言えるでしょう。
ですが、高刺激法は生理周期2周期を使って行います。
2周期で5つの卵と考えると、今までの低刺激法とあまり変わらないのはと思います。
時間がかかる
高刺激法は2周期に渡り、1周期目は移植もなにもできずに、ただ卵を育てるのみです。
それから、点鼻薬と注射を毎日するのも、かなり負担
注射は夫婦二人で行わないとできませんし、点鼻薬はきっかり8時間おきにやらなくてはならないので、夜中に起きる必要があります。
日中の仕事に影響が出るレベルでした。
治療費が高い
毎日行う注射と点鼻薬(ブセレキュア)
この薬の費用がかなり高いです。
点鼻薬は一瓶5,000円以上しますが、これがポンポンなくなっていきます。
結局、4瓶くらい使ったかな
注射も、もちろん高いお金がかかりますし、診察も多くなり、治療費が低刺激法に比べてかなり高くなりました。
では、どうするか?
実は、高刺激法で一番良かった点が内膜
今回、移植時の内膜は12㎜とかなり厚かったです。
2周期分使って採卵を行うので、内膜が厚くなるのかもしれません。
そこで、先生と相談して、次回は採卵後に凍結し次の周期で移植する方法を試してみることにしました。
凍結胚移植というやつですね。
凍結胚移植のメリットは、高刺激法ではないので、毎日の点鼻薬や注射は無く、身体への負担や時間的・費用的負担も少ないこと
そして、すぐに移植する場合と違って、2周期目は内膜を厚くすることに専念できるので、準備万端の状態で受精卵を迎えられること
内膜の厚さは着床率に直結するので、効果的な体外受精の方法と言えると思います。
多くの病院ではこちらの方法が取られていますが、武蔵境いわもと婦人科クリニックの格安体外受精では凍結胚移植はできないんですよね。
なので、料金は今までの倍以上になりますが、このまま妊娠しないよりはマシ
まとめ
高刺激法に始めてチャレンジして、低AMHでも効果があったと思います。
しかし、高刺激法のデメリットに対し効果が小さかったので、次回は凍結胚移植に挑戦してみようと思います。
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