採卵の内診結果LH、E2、P4とは? 採卵までの推移を公開

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現在通っている立川ARTレディスクリニックでは採卵までの検診でFSHの他にLH、E2、P4という3つの数値を計測します。

これらの数値はどういった意味があるのでしょうか?

FSHについてはこちら

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LH、E2、P4の意味

これらの数字はFHSも含めて、ホルモン検査と言われる血液検査で調べます。

LH黄体形成ホルモンE2エストラジオール(エストロゲン)P4プロゲステロンというとわかりやすいかもしれません。

ちなみに、FSHは卵胞刺激ホルモン

すべて卵巣の働きや卵胞の状態を知るために手掛かりとなるホルモン値です。

鶴川台ウィメンズクリニックHPより引用

こちらは各種ホルモンの変化と排卵周期を照らし合わせたものです。

分かりやすいですね。

採卵前に計るLH(黄体形成ホルモン)とは

LH卵胞を育てるホルモンと考えればいいでしょう。

卵胞が十分に育ったと判断されるととLHが大量に分泌されるので、そこが排卵のタイミングです。

そのLHが大量に出ることをLHサージと言います。

妊活中の女性がよく使う排卵検査薬はこのLHサージを調べて排卵したかを調べているんです。

このLHサージが起きてから32~26時間が経過すると卵胞が破れて中の卵子が出てきます。

卵胞期や排卵期でのLHの基準値は以下の通りです。

卵胞期 2.4~12.6 mIU/mL
排卵期 14.0~95.6 mIU/mL
黄体期 1.0~11.4 mIU/mL
閉経期 7.7~58.5 mIU/mL

もし、LHが異常に高い場合は、卵巣性無月経や多嚢胞卵巣症候群、ターナー症候群が疑われます。

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逆に、異常に低い場合は視床下部性無月経や下垂体機能低下症の恐れがあります。

ちなみに、男性にもLHはあり、1.7~8.6が基準値で生理周期がないため安定しています。

採卵前に計るE2(エストラジオール)とは

月経がはじまり、FSHからの命令を受けて卵巣から5から10個の卵胞が育ち始め、一番大きく成長した卵胞が排卵へ向けて育ち続けます。

この時、残りの卵胞は成長を止めて体に吸収されて消えてしまうのですが、卵胞が育つときに分泌されるのがE2(エストラジオール、卵胞ホルモン)です。

エストロゲンやエストラジオールは女性ホルモンの中でも代表的なものなので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

卵胞が育ち切ったタイミングがE2のピークですので、LHと似たような数値の変化です。

だいたい、卵胞が20mm程度になった時がピーク

この時のE2の値は卵胞1個あたり200~300ng/mlですので、逆算すると卵胞の数がわかります。

基準値は排卵期であっても500ng/ml程度ですが、なんと10,000ng/mlとか30,000ng/mlとか桁違いの数値が出ることもあり、あまりにもE2が大きいとOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の可能性があります。

そして、このE2には子宮内膜を厚くする効果もあります。

採卵前に計るP4(プロゲステロン)とは

P4排卵後に増えてくるホルモン

卵胞が破れて排卵したあと、破れた卵胞は黄体という細胞に変化します。

そして、黄体から分泌されるのがP4(プロゲステロン、黄体ホルモン)です。

このP4にもE2と同じように子宮内膜を厚くし、着床しやすくする性質があります。

LH、E2、P4を調べる理由は?

ベストな採卵のタイミングを知るために、卵胞や卵巣の状態をチェックするためです。

LHサージがわかればその32時間後くらいに排卵が起きることがわかります。

E2を調べれば卵胞の大きさや数を予測できます。

P4を調べることで排卵していないか知ることができます。

また、各種ホルモン値を調べることで身体に異常が起きていないかを知ることもできますし、使っている薬がうまく効いているか判断することもできます。

LH、E2、P4を計るタイミングは?

だいたい、D3、D8、D12くらいのところで計ることが多いです。

一度D3で計測して、そのあとは数値の変化を見ながら検診のタイミングをずらすこともよくあります。

採卵直前はこまめに調べることでベストな採卵日を決めていきます。

採卵に向けてのLH、E2、P4の推移

私の場合のそれぞれの数値の推移をまとめてみました。

採卵1回目

D2 D8 D12
FSH(mlU/ml) 7.3
LH(mlU/ml) 5.1 14.1 3.1
E2(pg/ml) 7 39 174
P4(ng/ml) 0.12

この時はD15で採卵となりました。

採卵数は4ですが、一つは未熟卵です。

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採卵2回目

D2 D7 D10
FSH(mlU/ml) 11.2
LH(mlU/ml) 9.1 19.1
E2(pg/ml) 9 5以下
P4(ng/ml)

この時はD12で採卵となりました。

一回目よりも早いですね。

そして、D10での採血の結果を紛失しました・・・

この時は採卵数3でやっぱり未成熟卵が一つです。

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採卵3回目

D5 D9 D12 D12(投薬後) D13 D14 D16
FSH(mlU/ml) 10.7
LH(mlU/ml) 6.1 5.2 30.5 24.2 14.2 5.9 7.2
E2(pg/ml) 52 336 808 510 296 428 895
P4(ng/ml) 0.48 0.49 0.66 4.02 5.08

この時はD18で採卵となりました。

D9の時点でE2が高すぎて、D12の時点ではLHもE2も高すぎたため、排卵直前でした。

その時は5つの卵胞があり、一つだけ大きく育っている状態で、排卵止めと排卵誘発剤をうまく使って、なんとか乗り越えて、大きく育った一つは消滅

なんとD12で卵胞のサイズ26mmもありました。

残った4つの内、3つ採卵できました。

15回目の採卵は卵胞が5つ育つも大きさがバラバラで一つが消滅
15回目の採卵に向けて、D3で内診に行ったとこと、なんと卵胞が5つもありました。 低AMHなのにこれは快挙 5つの卵胞が育つのは過去最高記録 以前にも3つ卵胞が見つかった時はありましたが、その時は結局ダメでした。 ...

まとめ

検診のたびに採血され、調べられるLHやP4といった値

なんのことだかわからない人も多いと思いまとめてみました。

不妊治療の際に検査したら、意識して見てみてください。

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