以前の記事で子宮内フローラを整えることが妊活には重要だとお伝えしました。
特にラクトバチルス菌という乳酸菌が重要で、妊活ではこれを子宮内に増やすようにします。
実際に体外受精に挑戦中の私たち夫婦も、ラクトバチルス菌を子宮内に増やすよう指示がありました。
乳酸菌入りのタンポンで子宮内にラクトバチルス菌を増やす
子宮内にラクトバチルス菌を増やす方法は何個かあるようですが、病院の医師が示した治療方針はタンポンを使用したものでした。
以前の採卵で胚盤胞も一つできたので、移植する時は子宮内フローラも整えて万全にしたいという治療方針のようです。
凍結された乳酸菌入りのタンポン
タンポンを使った、子宮内への乳酸菌を届ける方法は非常に単純です。
まず、こちらのタンポンを病院で購入します。
「ellen probiotic」という会社の製品のようですね。
「エレン プロバイオティックタンポン」です。
ヨーロッパの会社(多分スウェーデン?)で、日本の薬局などでは基本的に売っていません。
海外のドラッグストアでは普通に売られているようですよ。
ネットの情報もあまり出てこず、メルカリなどで高額で販売されています。
こちらのタンポンには乳酸菌(ラクトバチルス菌属)が凍結保存されており、子宮内にタンポンを入れると、体温で乳酸菌が溶け出て、子宮内フローラを整えるというものらしいです。
不妊治療の体験ブログなどを見ると結構このタンポンの使用を勧められている人はいるみたいです。
タンポンの挿入は非常に苦痛
そもそも、タンポンの使用自体に抵抗があるのですが、こちらの「ellen probiotischer tampon」はさらに苦痛でした。
早速使用感をレビューしていきたいと思います。
小さな缶詰のようなパッケージを開けると中はこんな感じになっています。
缶詰の上側に見える四角いのがすべて乾燥剤
そして下側にあるビニールで包まれたものがタンポン本体です。
画像引用:ellen公式サイトより
こちらの画像の方がわかりやすいかもしれませんね。
白いピストルの弾みたいなのがタンポンです。
小さく見えますが、ビニールに包まれて圧縮されています。
ビニールを取ると急激にブワッと膨らみ、それなりの大きさになります。
しかも綿素材のような感じで挿入時の抵抗はかなりあります。
そのため、タンポンを一緒に病院ではゼリーも支給してもらえました。
このゼリーを大量に付けてタンポンを入れていくので、ゼリーは1チューブでは足らず、買い増ししました。
一日三回 最低1時間半 最大8時間まで
しかもこの乳酸菌入りタンポン
なんと1日3回も入れる必要があります。
朝昼晩です。
また、入れてから乳酸菌が十分に溶けだし、効果が出るまで待つ必要があるので、最低1時間半は入れておく必要があります。
さらに、逆に長時間入れすぎるのも良くないらしく、最大で8時間以上入れないようにとの指示が
時間の管理がかなり大変でした。
乳酸菌増殖期間は性交や雑菌繁殖に注意
タンポンを挿入して乳酸菌を子宮内に入れている時期は性交渉は原則禁止です。
子宮内のpHバランスや菌のバランスが変化してしまいますからね。
また、雑菌が子宮内に侵入する可能性があるため、お風呂や温泉なども極力控えるように言われました。
乳酸菌(ラクトバチルス菌)入りタンポンの購入方法
乳酸菌入りのタンポンを使った子宮内フローラを整える方法は不妊治療以外でも感染症の予防などでも有効ですし、通院はしていないものの、自主的に妊活している人でも効果的です。
EMMA・ALICE検査で自分の子宮内フローラの状況を調べることも簡単ですしね。
そのため、乳酸菌(ラクトバチルス菌)を食生活で取り入れる方法などをしている人は多いですが、やはりタンポンや膣剤で直接届ける方が効果的
薬の場合は処方箋が必要ですが、タンポンであれば病院に行っていない人でも購入可能です。
最も安く購入できるのは海外アマゾン
私が病院で貰った「エレン プロバイオティックタンポン(ellen probiotischer tampon)」ですが、なんとアマゾンで購入可能です。
ただし、日本のサイトでは無く、海外アマゾン
リンク先を貼っておきます。
日本のアマゾンの会員であれば海外アマゾンも利用できるため、ドイツのアマゾンで購入することが可能です。
アメリカのアマゾンなどで購入している人は結構いて、調べるとやり方は出てきますが、簡単に紹介しておきます。
- まずは日本のアマゾンのサイトにログインします
- メニューのヘルプと設定を開きます
- 日本の国旗マークをクリックするとご希望の国を選択してくださいという画面になります
- プルダウンを選択してドイツを選択
これでドイツのアマゾンサイトが見れます。
画面の構成は日本の物とほぼ一緒なので日本のアマゾンを利用したことがある人なら簡単に使えると思います。
後は検索画面にアルファベットで「ellen probiotischer tampon」と入力すると先ほどの商品が出てくるのでそちらをクリックして購入すればOKです。
注意したいのが購入時に発送先を入力して「Bitte beachten Sie」と言う警告が出る場合
これが出ると日本への発送はしていない店舗なので違う店舗での商品を検索する必要があります。
値段は私が病院で貰った22個入りの1缶で約8ユーロでした。
日本円で大体1,000円ちょっとですね。
これに送料が23ユーロ、大体3,000円くらいかかるのでまとめて買う方がお得です。
ちなみに、ドイツアマゾンしか調べていませんが、ヨーロッパの国なら割と売っているかもしれません。
メルカリなどのフリマサイトでも購入可能
2022年3月、私が調べた時はメルカリでも販売していました。
一応冷蔵庫で保存と書いてありましたが、詳しい保管状況などはなんとも言えません。
自分の身体に入れる商品ですから、しっかりとしたところで購入したいですが、こういったサイトを使うのも一つの選択肢ではあります。
ちなみに1缶約7,000円でした。
海外アマゾンよりはかなり高く感じますが、病院で購入したときもこれに近い価格だったと思います。
まとめ
子宮内に乳酸菌を増やす方法は食事などもありますが、人によっては経口摂取ではまったく子宮内フローラが整わない人もいるようです。
やはり直接乳酸菌を届けるのが一番ですね。
乳酸菌入りのタンポンは非常に使いづらく、違和感もあって嫌でしたが、これで妊娠する確率が高まるならって感じですね。
注射みたいにすごく痛いわけでは無いですし、薬みたいに気分が悪くなったりと言ったことは無いので、それだけがまだマシかな・・・
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