旅行先として人気上位の九州地方
私たちも何度か旅行で訪れていますが、それぞれの県が特徴あっていいですよね。
実は、不妊治療でも子供ができなければ今の仕事もやめて、福岡に移住しようかと思っていたほど私たちは九州が好きです。
今回は、そんな九州地方の子宝温泉を紹介します。
温泉天国大分県を始め福岡や鹿児島など各地に子宝温泉が多数
九州と言えば日本が誇る温泉県の大分県が有名ですが、福岡や鹿児島、長崎など九州各地に子宝温泉がたくさんあります。
元は女湯のみだった別府温泉の寿温泉
まずは日本が誇る大温泉県である大分県から「寿温泉」です。
明治32年創業の歴史ある温泉なんですが、なんと当初は女湯しかなかったという珍しい温泉
当時から女性の病に効くとされていて、鉄分豊富なお湯で冷え性にも効果があり、長年不妊に悩んだ人が子供を授かったという話がたくさんあります。
名前も「寿」ですし、子宝温泉として有名です。
大正13年には男湯もできて、今の建物はその時に建てられたものでかなり年代を感じますね。
後継者不足で一時は取り壊しの話もでましたが、地元の方たちが番台を引き継ぎ運営されています。入浴料100円というのはすごいですよね。
別府の繁華街からも近い共同浴場なので別府に行ったら一度寄ってみてください。
大分県別府市楠南11-15
応神天皇の産湯に使われた長崎県湯本温泉
お次は長崎県の壱峻島から湯本温泉
全部で13の源泉がある湯本温泉はすべての温泉施設が源泉かけ流しで、全宿泊施設に温泉ソムリエが常駐し、大切に管理している温泉です。
約1700年前に神功皇后が立ち寄り、応神天皇の産湯に使わせたという伝説があり、子宝の湯と言われています。
温泉の効能を示す療養規定値というのがあるのですが、なんと規定値の約15倍の高濃度な温泉でとっても濃い温泉なんです。
そのため、短時間つかるだけでも効果が高く、体を芯から温めてくれるので当然妊活にも最適。もちろん美肌や疲労回復にも効果があります。
壱峻島は全体が国定公園に指定され朱鳥居が連なる伏見稲荷神社などのパワースポットもあり、妊活旅行にも持ってこいです。
高級リゾートホテルからリーズナブルな民宿まで宿の選択肢が多いのも魅力的ですね。
子宝神社と一緒に回りたい鹿児島県指宿温泉
砂の蒸し風呂が有名な鹿児島県の指宿温泉
こちらも効能に不妊症が含まれている子宝温泉です。
砂蒸しもいいですが、指宿温泉にはお湯につかる温泉も多く、海に近いことからお湯がしょっぱい「しお湯」になっていて、美肌効果もばっちり
なんといっても注目したいのは指宿温泉にある若宮神社です。
仁徳天皇などが祀られている神社ですが、古くから子宝神社として有名で、鳥居の前にあるアコウの木のご神木を拝んでから温泉に入ると子宝に恵まれるという言い伝えがあります。
神社から続く道も子宝通り、子宝ロードと呼ばれ、古くから子宝祈願の場として親しまれてきたことがわかりますね。
男女の産み分け祈願もできる熊本県の黒川温泉と「乙姫子安河原観音」
最後は熊本県が誇る黒川温泉です。
由緒ある温泉街ですが、意外と知られていない温泉で、それもそのはず、なんと2000年まで地元新聞が発行する地図にも名称が無かったほどの隠れ家的な秘境、秘湯なんです。
高速道路からも鉄道駅からも遠く、アクセスが悪いのですが、逆に人里から離れてのんびりするには持ってこい。
もちろん、子宝温泉としても昔から有名です。
鉄分豊富で冷え性にも効果的な温泉ももちろんですが、約1500年前に神宮皇后が安産を祈願した「乙姫子安河原観音」が有名で、ここにお参りすると子宝に恵まれたり安産を望めたりという言い伝えがあります。
「乙姫子安河原観音」には日本全国から参拝客が来て、子宝祈願の絵馬や子供を授かったという手紙が多く見れます。
観音様の先にはご神体である女性が横たわっているような形の岩があり、女の子が欲しい場合は赤い石を、男の子が欲しい場合は黒い石を河原から持ち帰りまたに挟むと子受け、安産の願いが叶うと言われています。
まとめ
九州地方は温泉が多く、紹介した以外にも子宝温泉はたくさんあります。
屋久島などの離島にも多く、人が少ない島では子供はまさに宝とされてきたのだと思います。
北海道や東北地方に比べると比較的温暖な地域でもあるので、冷え性が気になる人は妊活旅行に九州に行ってみるのもいいですね。

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