妊娠中に生じた背中の痛みの原因と自分でできる治療法

Pocket

妊娠に伴うトラブルは様々なものがありますが、以外にも背中が痛くなるという妊婦が結構いるようです。

妊娠と背中の痛みは全然結びつくイメージが無かったんですが、実は私も妊娠6か月目くらいから背中の痛みがどんどんひどくなってきており、夜も眠れないくらいになりました。

そんな妊娠中の背中の痛みについて、今日はまとめていきます。

妊娠中の背中の痛みの原因は?

まずは、妊娠中に背中が痛くなる原因についてです。

骨盤周辺の靭帯や筋肉が緩むのが背中が痛くなる原因

背中の痛みの原因は実は、骨盤周辺の靭帯や筋肉が妊娠により緩むからです。

背中と骨盤には関係が無さそうですが、全身の筋肉はつながっていて、痛みがある部分と原因が違うことはよくあることなんです。

トリガーポイントと言ったりするんですが、ひざが痛いと思ったら太ももの筋肉が張ってたということや、腰が痛いと思ったら股関節の筋肉が固くなっていたと言ったことがよくあるんです。

妊娠に伴いお腹が大きくなってくると出産に向けて骨盤も変化してきます。
その結果、骨盤周辺の靭帯や筋肉が緩んでしまい、背中の筋肉に負担がかかると言うのが原因のようです。

重心の変化も腰や背中の痛みに

もう一つ、単純にお腹が大きくなり体の重心が変化していることも妊婦が背中を痛める原因の一つになります。

お腹が大きくなって、背中をそるような姿勢になっていると背中が張った状態となり痛みが出てくるそうです。

妊娠月数によって変化はありますが、胎児と胎盤、羊水をすべて合わせると臨月時には5㎏もの重さになります。普段の姿勢が変化してしまうのもしょうがないですね。

やっぱり原因はホルモン

出産に向けたこれらの体の変化はしょうがないことですが、なぜこのように変化するかというと、やはり原因はホルモンだそうです。つわりの原因もホルモンですしね。

妊娠12週目で悪阻(つわり)がピークになり悪戦苦闘、つわり対策と悪阻はいつ終わるか
6年間に及ぶ不妊治療でやっと妊娠して喜びいっぱい・・・のハズ実際にはとてもうれしいマタニティライフなんですが、つわりが酷くてやばいです。つわりを軽減する対策まずは悪阻(つわり)の原因や私自身が試した対策をまとめました。つわりはなぜ起こる?実

妊娠に向けてリラキシンという妊娠ホルモンが分泌され、それによって骨盤周辺の変化などが起こります。

妊娠ホルモンは骨盤の靭帯や筋肉だけでなく、背中の関節や筋肉も緩めてしまい、さらに痛みを増長させることもあるそうです。

背中の痛みは妊婦の8割が経験する

こちらのパンパースのサイトによれば、妊娠中に背中の痛みを経験したという妊婦は何と80%もいるそうです。

妊婦と背中の痛みはあまり関係無さそうですが、実は以外にも多い悩みなんですね。

妊娠中の背中の痛みの解消方法

ここからは背中の痛みの解消方法についてまとめていきます。

ただし、人によって背中の痛みの原因が違いますので、痛みがひどい場合は病院で相談するといいでしょう。

睡眠時の体制を変える

妊娠してお腹が大きくなってくると睡眠時の体制も変えた方がよくなります。

特に仰向けで寝るとお腹に負担がかかり、子宮への血流が悪くなるので胎児にとってもよくありません。

できれば横向きで寝る方が良く、横向き寝をサポートするための妊婦用の抱き枕などもたくさん販売されているので、クッションなどだけでは寝づらい人は購入してみるのもおすすめです。

シムス位というやつですね。

軽い運動をして血流をよくする

軽い運動をするのもおすすめです。

私もエアロバイクを定期的にやっていますが、血流が良くなり、一時的ではありますが痛みが緩和されます。

ウォーキングやマタニティヨガでもいいと思います。

ただし、激しい運動は負担が大きくなるので妊娠中はNG

体外受精の胚移植後の生活について、絶対安静か運動しても大丈夫か?
体外受精で胚移植をした人たちが最も気になることは移植後の生活ですよね? 特に、運動についてはどの程度まで可能なのか気になるところです。 胚移植後の運動について、調べてみました。 胚移植後は運動すべきではないという考えは...

同じような理由で、入浴やマッサージも効果的ですが、長湯はのぼせてしまったりお風呂で転倒の恐れがある点や、妊婦に施術ができるマッサージ店かどうかなど、妊娠中ということを忘れずに注意しましょう。

ストレッチもいいですね。

痛みを出さない行動を意識する

直接的な解決法ではありませんが、腰や背中に負担を掛けないよう意識することは大切です。

  • 立っぱなし、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢を取らない
  • 重たいものを持たない
  • 掃除機がけや洗顔など中腰の姿勢をあまりとらない
  • 手を伸ばして高いところでの作業をしない(物の出し入れなど)

自分では気づかないような、無意識の姿勢の違いでも背中に負担が生じてくることもあります。
妊娠前とは違ってきていることを意識して行動しましょう。

骨盤ベルトなどでサポートする

骨盤ベルトなどのサポーター(腹帯)を使用するのもおすすめです。

手軽にでき、仕事中などストレッチができないときでも使用できるのがいいですね。

骨盤高位という緩んでしまった内臓を元の位置に戻すように巻くのがいいですが、サポーター購入時の使用説明書などをよく読んで正しく使いましょう。

普段から良く歩く人はインソールなどで歩き方をサポートする方法もあります。

まとめ

妊娠中期から急に出てきた背中の痛みですが、意外と多くの妊婦が経験しているもののようです。

仕事もまだ産休には入れないので、うまく対策をしながら背中の痛みを少しでも解消できればと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました